世界でもっとも長く生きたトラ、亡くなる

世界でもっとも長く生きたトラ、亡くなる

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インドのランザンボア国立公園で、世界一の長寿トラが死亡しました。
約20歳だったこのトラ「マチリ」は、非常に品の良いトラとして観光客から親しまれていました。

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その上品さに加え水が好きで、よく水場の近くで見られたことから、マチリは「湖の貴婦人」とみんなから親しまれていました。

通常、トラの寿命は15年程度と言われています。平均寿命を大きく上回っていたマチリは、亡くなる直前の数週間で牙が抜け落ち、目は片方だけしか見えなくなると、容態がどんどん悪くなっていました。

それでも生きようとして懸命に戦っていたマチリ。

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しかし努力もむなしく、つい数日前からとうとう立つこともできなくなり、寝たきりの状態で息を引き取りました。

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若い頃、肉体のピークでありまだ元気だったころのマチリは、毛並みが上品なだけではなく、野生動物としての強さも兼ね備えていました。自分の肉体を大きく上回る、5メートル近くもある巨大なワニと戦って勝ったこともあります。まさに狩猟動物の中でも屈指の強さを誇るトラならではの話といえるでしょう。

現代の世界において、絶滅の危機が叫ばれている野生のトラ。トラという種族を残すという意味でも、マチリの死は大きな痛手になりました。

その中で不幸中の幸いは、マチリが11頭の子供を産んでいたことです。

彼女は子供たちをとても可愛がり、外敵から身体を張って守っていました。その甲斐あって、子供たちも他の野生動物の餌食になることなく、立派なトラに成長しました。

観光客や地元の人たちみんなに好かれ、ランザンボア国立公園の顔でもあったマチリ。

目をつむり静かに横たわる姿は、最期まで気品溢れる立派なトラでした。

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[thedodo.com]

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