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モルガン・スタンレー「S&P500は3000まで下がる。景気後退を伴えば2900前後も」

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モルガン・スタンレー「S&P500は3000まで下がる。景気後退を伴えば2900前後も」

ソシエテジェン、ベレンベルク銀行、ならびにモルガン・スタンレーのトップストラテジストは、現在の株式市場が景気後退のリスクを十分に織り込んでいないため、今後S&P500とナスダック100がさらに下落することを警告しています。

ソシエテ・ジェネラル証券のレポート

仏ソシエテ・ジェネラル証券のストラテジスト、マニッシュ・カブラ氏によれば、今回の弱気市場が「典型的な」リセッションだとすると、今後S&P500指数は3,200ポイントまで下落するだろうとのこと。

これは6月17日(金)の終値から、13%近く下がるものとなります。

加えて、

「仮に1970年代のようなインフレショックが起こるとすると、指数は現在の水準から約30%下落する可能性がある」

とカブラ氏。

そのほかソシエテジェンのレポートでは、1970年代から読み取れる重要な点として「インフレが長く続くと考え始めると、株式市場は名目上の一株当たり利益率ではなく実質的な利益率に注目し始める」と記されています。

モルガン・スタンレーのレポート

またモルガン・スタンレーのマイケル・J・ウィルソン氏は、ウォール街で最も声高なベアマーケッターの一人であり、今回の下落相場を正確に予測した人物ですが、氏は現在の経済後退を市場が完全に反映するには、S&P500が(現在の値から)あと15%~20%下落し、3000ポイント程度になる必要があるとします。

さらにウィルソン氏によれば、

「もし本格的な景気後退が伴った場合はより状況が酷くなり、S&P500は2,900ポイント付近まで下がる可能性がある」

とのこと。

これは直近の終値から、21%以上の下落となります。

そのほか、独ベレンベルク銀行のストラテジストも6月21日(火)のレポートで、景気後退が予想される中、(現在の状況が)株式の底値と呼ぶには時期尚早だと述べています。

ー--

おわび(6/22 21時40分):

初出時のタイトルが間違っておりました。お詫びして訂正いたします。

SOURCE:bloomberg.com

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