NHK新番組『むちむち!』から垣間見える日本の女性/若年差別、そして「あかりちゃん」動画の面白さ

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NHKの新番組がイカれていると話題に

NHKの新番組がイカれているとネット上で話題になっています。問題になっているのはEテレ(NHK教育テレビジョン)で本日19時25分から開始される新番組「むちむち!」。NHK公式ツイッターによれば、内容は次の通りです。

僕はこの番組のコンセプトを目にしたとき、まず第一に「TBSのゲスいやつみたいだな」と思いました。

そう「ゲスいやつ」こと正式名『噂の!東京マガジン』には、「やって!TRY」という,若い女性に料理を作らせてはその出来なさを笑うコーナーが存在します。長寿コーナーなので知ってる方も多いのではないでしょうか。

それにしても「若い女性に年長の男性が教えてあげる」、このような女性に対する男性の優位性が透けて見えるような構図は、別に「やって!TRY」だけに見られるものではありませんよね。例えばテレビのニュース番組やバラエティー番組を見まわしてみてもそう。そこではキャスター/司会者は中年男性、サブキャスター/アシスタントは若い女性、というのがほとんどです。

最近話題になったところでは、自民党のYouTube動画「教えて!ヒゲの隊長」もこの構図そのままでした。

https://www.youtube.com/watch?v=0YzSHNlSs9g

それにしても、なぜこれらにおいては教わる側は「若い女性」「女子高生」なのでしょうか。

すなわち、儒教精神溢れる日本社会においては、片一方に若年層への、またもう片方には女性への、差別とまではいかないかもしれないが双方を劣位なものとみなす意識が潜在的にあり、そして女子高生というのはその両方の属性を担う典型的な存在として、時として(今回のNHKの番組のように)教授される側に、そしてまた時として(TBSの番組のように)あげつらわれ嘲笑される側になるというわけです。

今回のNHKの番組は、公式サイトによれば「渋谷や原宿の女子高校生に街頭インタビュー」して連れ出すとのことですが、最初から無知の代表として「女子」高校生を選ぶのも、そう考えると極めて象徴的なことのように思えます。

そうそう先述の「教えて!ヒゲの隊長」動画は、パロディー版通称「あかりちゃん」動画に再生回数において大きく引き離されていますが、考えてみると「あかりちゃん」動画の面白さは、パロディー・戯画性やそれともアンバランス感さえある主張の正当性に加えて、「中年男性:教える側、女子高生:教わる側」という、通常の日本社会の常識をひっくり返したプチ革命状態にもあるというわけですね。

https://www.youtube.com/watch?v=L9WjGyo9AU8

話はNHKの番組に戻りますが、そういうわけで今回の「むちむち」の一件は、NHKの、ひいては日本社会の極めて差別主義的で保守的な側面が垣間見られたようで残念でした。

とはいえ、この3月まで続いていたクイズ番組『伝えて!ピカッチ』においてチームを男性と女性とに分けるなど(現代の世界情勢から言えば、レインボー=LGBTチームとかあってもいいのにね)元々NHKは極めて保守的なところですから、今回の件も通常運転なのかもしれません。

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