週刊新潮報道から5か月。ライザップのブラック労働に変化はあったのか?糖質制限ダイエットの危険性も調査

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危険な危険なライザップの糖質制限ダイエット

前回の記事はコチラ⇓

週刊新潮報道に鼻息荒いライザップと安定のブラック印

6月中旬、週刊新潮に掲載された記事「2カ月で37万円「ライザップ」の客とスタッフが危ない!」が反響を呼びました。記事の要点は大きくまとめて次の4点です。

①トレーナーは時給900円のアルバイトが8~9割を占める。かつ17時間休まず働かされるなど、ブラックな労働環境がはびこっている。

②糖質制限による食事トレーニングによる短期間でのダイエットを謳うライザップだが、そもそもにおいて短期間での急激な体形変化は身体へ多大な悪影響を及ぼす可能性が高い。

③謳われている「30日間全額返金保証制度」だが、景品表示法が禁止している有利誤認表示や誇大広告禁止に該当する可能性がある。

④ライザップは大量のテレビCM/雑誌広告を投下。危険なトレーニング方法にもかかわらず、広告収入が厳しいテレビ/雑誌がライザップに対し否定的な報道をすることが難しい現状がある。

とりあえず、今回は上の4つから①と②について調査しています

疑問①:「一流」を謳いつつ、ほとんどがアルバイトトレーナーの状況に変化はあったのか?

RIZAP

ライザップのホームページより

数か月前の週刊新潮の記事ではライザップのトレーナーが、”一流”を謳いつつも、実際は時給900円のアルバイトトレーナーが8~9割だということが書かれていました。

3か月前の求人

rizap5

現在の求人

RIZAP2

→変化なし

考えてみると、ライザップのようなサービス業は労働集約型(働く人員が沢山必要)産業であり、そこでは人件費をいかに落とすことが出来るかが経営上の肝であるわけで、まともな労働組合でも出来ない限り、今後も恐らくトレーナーはアルバイトでしょう。

疑問②:ライザップが謳う、低糖質ダイエットは安全なのか?効果があるのか?

1.アメリカ国立衛生研究所(NIH)による最長26年に渡る調査

Low-carbohydrate diets and all-cause and cause-specific mortality: two cohort studies.

NIH

NIHのホームページ

・内容

すでに長年に渡って糖質制限ダイエットがブームとなっているアメリカ。そのアメリカの国立衛生研究所が男性は1986年から20年間、女性は1980年から20年間にわたって、それぞれ糖質制限ダイエットを行った人たちの健康リスクを追跡調査した。

・結果

炭水化物制限食は死亡率を1.12倍高めていた

2.糖質制限食のダイエット効果、健康リスクに関する論文を比較分析

Low-Carbohydrate Diets and All-Cause Mortality: A Systematic Review and Meta-Analysis of Observational Studies

RIZAP2

・内容

国立国際医療研究センター病院糖尿病研究連携部の能登洋氏らは、糖質制限の食事に関する海外の医学論文から、ヒトでの経過を5年以上追跡し死亡率を調べた9つの論文をメタ解析(比較分析)。

対象者は健康な30歳以上の成人27万人。これらの人に対しダイエット後5~26年間を追跡調査した。

・結果

①:炭水化物を少なくする糖質制限ダイエットは、炭水化物を多く摂るダイエットに比べ、死亡リスクが1.31倍増加していた。

②:糖質制限ダイエットは短期的にはダイエット効果があり、健康面でも血圧・血糖・脂質を改善するが、結局、長期的にはダイエット、健康面でも効果は認められなかった

リンク

3.急激な糖質制限は腎臓機能を低下させる、という論文

The Impact of Protein Intake on Renal Function Decline in Women with Normal Renal Function or Mild Renal

・内容

糖質制限ダイエットによる炭水化物の摂取量減少とタンパク質の摂取量増加は健康に対しどのようか効果を持つか追跡調査した。

・結果

⇒腎臓の機能低下 

腎臓にどれくらい老廃物を尿へ排泄する能力があるかを示す、推算糸球体濾過量(eGFR)。この値が低いほど腎臓の働きが悪いことになるが、eGFR 55-80 の女性においてタンパク質の摂る量を増やすと、10gあたり1.69のeGFR低下が見られた。

4.日本糖尿病学会による提言

高まる糖質制限ダイエット人気に対して、これを危惧した日本糖尿病学会からも声明が出されました。

以下は2013年3月19日に日本糖尿病学会から出された提言「日本人の糖尿病の食事療法に関する日本糖尿病学会の提言」より

総エネルギー摂取量を制限せずに、炭水化物のみを極端に制限して減量をはかることは、長期的な食事療法としての遵守性や安全性など重要な点についてこれを担保するエビデンスが不足しており、現時点では薦められない。

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