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田母神俊雄氏、沖縄県知事翁長氏に関するデマをツイッターで拡散させる

tamosan

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田母神氏のデマ

元航空幕僚長の田母神俊雄氏がツイートした沖縄県知事・翁長雄志氏に関する情報がデマだとして、ツイッターユーザーから多数非難を受けました。

田母神氏がツイートした内容は次のとおりです。

〈沖縄県知事翁長氏の娘さんは中国の北京大学に留学後、上海の政府機関で働く中国人男性と結婚。その男性は中国共産党・太子党幹部の子息だそうです。翁長氏の普天間基地の辺野古移転反対もこれだと理解できますね。〉

しかし、このツイートは既にデマであることが4月13日発売の「週刊ポスト」において明らかにされています。

実際のところ翁長氏の娘さんが中国に留学した事実は無く、また結婚相手云々の話にいたっては、そもそも結婚してません

田母神がこのツイートをするやいなや、デマを指摘するツイートが相次ぎました。

ツイッターアカウント名「西村茂樹(ラウド・マシーン / 西村組)」さんは田母神氏に対し「…閣下、それ、デマですよ (^^;」とツイートし、また「砂布均@ノンジャンル」さんは「それデマじゃん。タモちん遅れすぎw」とツイート、やんわりと訂正を求めました。

ほかにも同様のツイートが氏の下に多数寄せられましたが、その後も田母神氏が自身のデマツイートを謝罪・訂正することはなく、結果、該当のツイートは4月21日現在において1000件以上のリツイートがなされてしまいました。

はびこるデマ

翁長氏と中国との関係を邪推するデマは他にもあり、代表的なものとして

①那覇市の若狭緑地に建設中の中国風モニュメント「龍柱」の目が上海を向いていることから「中国に媚び」ており「売国奴」

②中国の福州市の名誉市民号を持っているので「中国寄り」であり「売国奴」

などといったものがあります。

いずれも実際のところは、

①は「単に空港からの車の流れや港に着く船からの人の動線を考慮して「海側に向けられただけ」(週刊ポスト4月13日)」

②は「歴代の那覇市長と福州市の幹部が「名誉市民」の称号を交換してきた歴史がある(同)」であるにすぎません。

翁長沖縄県知事は語る

さて翁長氏は評論家の荻上チキ氏によるインタビューで、自身に寄せられるデマに関して次のように述べています。

ぼくは中国のスパイということになっているんでね。

習近平ともとても親しくてね、うちの娘も中国に留学していることになっているんですよ。埼玉の小さな大学にいて、きょうも帰ってきて一票投じて、あした帰りますけどね。あの、本当に素朴な娘ですよ。ここ(デマ)では中国に行って、留学していると。

ぼくは福州の名誉市民賞をもらっているんですね。それで中国に媚を売っているといっているんですね。

それぞれの市長は交換でみんな(名誉市民賞を)もらっているんですよ。前のAさんもBさんもね。福州の市長さんもみんなもらっているんです。

(…中略)

「お前たちは中国のスパイか」とか「中国に帰ろうとしているのか」とか。何をバカな、中国に近いといったら、仲井眞さんのほうが、久米三十六姓の末裔だから、いわば華僑です。

沖縄に来たらそんな意識まったくないんです。みんなウチナンチュ(編注:沖縄人)になるんです。だから、久米というところにその末裔がいますけど、誰も中国の人だと思っていませんよ。沖縄の人だと思ってる。

”TBSラジオ 荻上チキ Session22 2014年11月18日 沖縄県知事選に当選した翁長雄志さんインタビュー全文起こし”より引用

参考文献

NEWS ポストセブン:安倍政権 「翁長沖縄知事は中国の手先」との情報工作進める 

TBSラジオ 荻上チキ Session22 2014年11月18日 沖縄県知事選に当選した翁長雄志さんインタビュー全文起こし

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