自殺報道によって鬱病患者の自殺率が高まる

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自殺と報道の関係

ウェルテル効果というものがあります。これは有名人の自殺報道により後追い自殺が増えるというもので、ゲーテの小説『若きウェルテルの悩み』にちなんで名づけられました。小説の最後において主人公ウェルテルは自殺する。これに影響を受けた当時の読者の多数が後追い自殺をしたという逸話によるものです。

日本でも類似のケースは多くみられ、昔はアイドルの岡田有希子、最近ではXJAPANのhideなどの自殺が報じられた後においてそれぞれ後追い自殺が多発しました。

報道が最大37倍にまで自殺リスクを高める

数多くの研究もウェルテル効果の存在を示しています。例えば、台湾の中央研究院(Academia Sinica)は著名人の自殺報道が精神病患者や自殺未遂経験者に与える影響を調査しました。

調査によれば、マスメディアによる著名人の自殺報道は鬱状態が重い人間の自殺リスク(自殺未遂含む)を最小3.28~最大18.59倍にまで高めます。さらに報道1カ月前に自殺未遂をしたことがある人に限ってみれば、自殺リスクを最大37.72倍にまで高めることがわかりました。

参考文献
The influence of media reporting of a celebrity suicide on suicidal behavior in patients with a history of depressive disorder.

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