ウェアラブル端末の3分の1は購入後半年で使われなくなる

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現在「2」が発売中のサムソンの時計型デバイス「Galaxy Gear」、今年後半発売予定のGoogleのメガネ型デバイス「Google Glass」、噂のアップルの「iWatch」など体に身につけて使うウェアラブルデバイスが注目を集めていますが、アメリカの調査会社Endeavour Partners によれば、ウェアラブルデバイスを購入したアメリカ人のうち、その後も使い続けているのは購入者のうち10分の1であり、3分の1は6か月以内で使用を止め、半数近くはもう使っていないという調査結果が出たそうです。このような傾向はFitbit、Jawboneといった健康管理系デバイスについても同じとのこと。

なぜこんなにも多くのウェアラブル機器が買ってすぐに使われなくなったかということを考えると、これはウェアラブル端末に”新たな価値”が提供されていないということが言えるようです。例えば過去のウォークマンからMP3プレーヤーへの移り変わりでは、それまでは多くてもせいぜい十数曲しか持ち歩けなかったものが数万曲単位で持ち歩けるといった”新しい付加価値”が提供されたためにユーザーはこぞってウォークマンからiPodに移行したのでした。同じく携帯電話の場合でも、スマートフォンの提供する電子メールとWebサイトの閲覧機能、アプリソフトの利便性などといったものに人々は価値を見出し、日本国内ではガラパゴスケータイから、海外ではBlackBerry、Treo、Windows Mobile、Symbianから、それぞれスマートフォンにこぞって移行したのでした。

このように、新しい製品はいくつかの機能を置き換えたり、簡素化することで新しい価値を生み出します。しかし現行のウェアラブル端末は、多くの機能がスマートフォンですでに提供され代用できるものであるため、スマートフォンやMP3プレーヤーといったもののような新しい価値を提供できていないと考えることが出来ます。

とはいえ、ウェアラブル端末もまだ登場したばかりであり、「Google glass」や「iWatch」といった製品もまだ発売されていない状況です。製品がこなれ、新たな価値を提供することができる製品となれば、スマートフォンに比肩する存在となる日も来るかもしれません。

参考:

The Guardian:Wearables: one-third of consumers abandoning devices

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