価格385ドル、スナドラ650搭載のXperia Z6 Liteは性能面でXperia Z3を超えZ4に迫る？

ASUSの新型タブレット端末として、「ASUS P008」というデバイスの存在が明らかになりました。仕様を眺めると次の通り。

[ASUS P008]

ディスプレイ：7.9 インチ 解像度2,048 x 1,536 ピクセル

CPU：Snapdragon 650 1.8GHz ヘキサコア（Cortex-A72 x2 + Cortex-A53 x 4）

メモリ：1.8GB

ストレージ：９GB (これは使用可能領域で実際は16GB)

カメラ：700 万画素/180 万画素

ディスプレイ比率が4：3であるところからして、このASUS P008はZenPadシリーズの新機種なのかもしれません。

Snapdragon 650は名前と違って高性能

さて注目したいことは、この「ASUS P008」はCPUにSnapdragon 650を搭載しているということ。

そう先日リークされた情報によれば、2016年Xperia シリーズの新機種、5インチモデル「Xperia Z6 Lite」も、このスナドラ650がCPUに採用されるという話でした。

このスナドラ650、その名前からもわかる通り決して高性能端末向けの製品ではありません。しかしそれでも、今回明らかになった「ASUS P008」のグラフィック性能スコアによれば、Xperia Z3 /Z3 コンパクトタブレット、iPad mini 3など、ほんの少し前のハイエンド端末のスコアを上回るほどの高い性能を持ち、さらにはXperia Z4に近いところにまで迫っていることが分かります。

3Dグラフィック性能を示すベンチマークソフト「GFXbench ティラノザウルスオフスクリーン」で、スナドラ650を搭載したASUS P008のスコアは1768。

一方のXperia Z3はスコア1483、Xperia Z3 Tablet Compactはスコア1500、iPad mini 3はスコア1625、Xperia Z4は2170でした。

(Xperia Z3ほかのスコアは、このサイトの「決定版！2016冬スマホ/SIMフリー/タブレット41機種ベンチマーク性能比較！AntutuからCPU、3Dグラフィック/動画再生/バッテリーまで8種類」のページから)

385ドルのスマホがちょっと前までのハイエンドスマホより高性能

まあ実際のところXperia Z6 Liteという機種が本当に発売されるのかは定かではないですが、とりあえずSnapdragon650搭載デバイスが高性能なのは間違いなさそうです。

なお先日の「リーク情報」によれば、Xperia Z6 Liteの値段は385ドル(約46,200円)とのこと。

先日は同じくミッドレンジ端末で、こちらはSnapdragon”652”を備えたGalaXy A9がXperia Z5に近い性能スコアを示すことが明らかになったことといい、2016年モデルの性能の高さには、高価格ハイエンド端末でなくても期待したいところです。