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【まとめ】任天堂の次世代ハード「NX」は任天堂版アップルウォッチ?徹底的に予想する

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15.7.18:わかりにくい文章表現を訂正

・任天堂NX、Android OSを採用?

任天堂が2016年に発表予定の次世代ゲーム機「NX」ですが、日本経済新聞にてOSにAndroidが採用されるとの情報が掲載されました。以下引用

 京都市南区上鳥羽の任天堂本社近く。昨年6月に竣工した白亜の開発棟がそびえる。ここでは今年3月、社長の岩田聡がその存在を明らかにした新型ゲーム機、開発コード「NX」のサンプル作りが進んでいる。会社側は「全く新しいコンセプトのゲーム専用機」「2016年に発表する」としか明かさず、携帯型か据え置き型かもわからない。だが、ある関係者はこう明かす。「基本ソフト(OS)はグーグルの『アンドロイド』を搭載する方向だ」。

「マリオが飛び込む大乱闘 任天堂・DeNA提携の深層」日本経済新聞 2015年5月31日

・NXは任天堂版Apple Watchか

まだその詳細が明らかにされていない任天堂「NX」ですが、多くの識者は同機種について、

①:アップルウォッチなど、スマートフォンと連動しアプリ操作が出来るスマートウォッチ

②:Apple TVやChromecast(クロームキャスト)など、TVに接続して映像やアプリを楽しむセットトップボックス(STB)

③:スマートウォッチとSTBの複合機

のどれかの可能性を予測しています。

例えばゲームアナリストのニコラス・ラベル氏は次のように述べています。

私の考えでは、ニンテンドーNXはスマートデバイス時代のビデオゲーム・コントローラということだ。

任天堂は、健康・生活チームのウェアラブルやセンサーの研究結果を新しいタイプのコントローラーの製作に用いるだろう。私の現在の推測では、それはグローブのようなものであるが、スマートウォッチやスマートリングなどといったものであるかもしれない。

NXデバイスは、リビングルームのTVディスプレイの下に設置される比較的低性能なハードになる。このハードはこのコントローラを使ってゲームを操作することができる。ユーザーはジェスチャーで、またはスマートウォッチをタッチしたり親指と人差し指でタップしたりして、果てはジェスチャーとウェアラブルデバイスが組み合わさった動きをすることによって、ゲームを操作する。

Nicholas Lovell「Is Nintendo working on the defining videogame controller of the smart device age?」gamesbrief

また海外テックサイトのAUSSIE-GAMERは次のように述べています。

このデバイスは任天堂が現在推進しているQOL(Quality Of Life)戦略と結びつく可能性がある。任天堂の新たなゲーム&ウォッチ(そう呼んで問題ないだろう)は健康をチェックするセンサーを内蔵し、また同社が今年発売予定の睡眠計のような機器と接続するのものかもしれない。

任天堂はモバイルゲームやアプリケーションを開発する計画も発表した。これは、”ゲーム&ウオッチ”NXは従来からのスマートウォッチ・アプリに接続しスマートフォンと連携する、ということを意味しているのかもしれない。

aussie-gamer「New Nintendo Device could Compete with Apple Watch」

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aussie-gamerによるNXの予想図。アップルウォッチに似ている

今回の「NXがAndroid OSを採用」報道には驚いた方も多いかもしれませんが、NXがスマートウォッチまたはSTBであるとすると、OSにAndroidが採用されても不思議なことではありません

・ディスプレイは円型?またはドーナツ型も?

すでに伝えられるところでは、任天堂は新型デバイスにシャープが新たに開発し円や曲線など自由に成形できる液晶「フリーフォームディスプレイ」を採用する見込みです。

任天堂はこのディスプレイに関し、円形だけでなく、ドーナツのような中央に穴を開けた形状も検討しているとのことですが、もちろん、これがNXに対してのものであるかはわかりません。

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フリーフォームディスプレイ。元々は、自動車のインパネ用途向けに作られたとのこと

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シャープのフリーフォームディスプレイ:その2

いずれにせよ、もし仮にNXがスマートウォッチやSTBであるとしても、それがアップルウォッチやchromecastそのままの、2番煎じのようなものではないことは確かでしょう。

・任天堂とブルー・オーシャン

任天堂はハード開発において「ブルー・オーシャン戦略」を採用することで知られています。

ブルー・オーシャン戦略とは「顧客にとって重要ではない機能を取り除き、その上で新たな機能を取り付けることによって低コストかつ高付加価値を製品に両立させた上で、それまで開拓されていない顧客層(ブルー・オーシャン)を開拓していく」というものです。

任天堂はなぜこの戦略を取るのでしょうか。同社の主力ソフトを思い浮かべるとわかりますが、「マリオ」「ポケモン」「カービィ」「ヨッシー」「どうぶつの森」など、任天堂のゲーム機の購入層は低年齢層が多く、そのためゲーム機も高価なものには出来ません。同社の据え置きゲーム機が販売価格2万5000円以内を目標に作られている、というのはよく聞く話です。

そのため、任天堂のゲーム機はどうしてもソニーやマイクロソフトなど他社のように高性能=高価格路線には踏み出せず、そこからすると低価格で高付加価値を謳うブルーオーシャン戦略は実に座りが良い、というわけです。

「ゲーム人口の拡大」をいうフレーズをスローガンにヒットを収めたニンテンドーDSとWiiがブルー・オーシャンの典型例です。どちらもゲーム機の性能としてはPSPやPlaystation3、Xbox360など他社の機種に大きく劣っていました。

しかし、DSはタッチパネルと2画面、WiiはWiiリモコンという他社の機種には無いデバイスを武器に、それまでゲームをしなかった層へと訴求し、結果教育用ソフト/フィットネスソフト/スポーツソフトといったこれまでのゲームにはない新規軸なソフトの数々をヒットさせ、大成功を収めました。

ニンテンドーDSとWii

そしてこの「ブルー・オーシャン」の思想は、3D機能を付けた3DS、タブレット型コントローラーにより家庭用ゲーム機と携帯ゲーム機の融合を図ったWii Uと、現在でも引き継がれているように思います(Wii Uではどう見てもセールス的に上手くいって無いのが残念ですが)。

そのため、今回のNXにしても、ただの他社のモノマネでは終わらない、人々をあっと言わせるものが登場してくることでしょう。

参考

gamesbrief:Is Nintendo working on the defining videogame controller of the smart device age?

aussie-gamer:New Nintendo Device could Compete with Apple Watch

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