なぜ日本のWebサイトのデザインはダサいのか

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なぜ日本のWebサイトのデザインはダサいのか

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海外サイトが挙げる「典型的な日本のWebサイト」

日本について海外の人が思い浮かべるものといえば、なんといっても伝統的な建造物や文化といったものです。それは静謐さを備えた寺社や風光明媚な庭園、そして優雅な茶道などであり、その優れたデザイン性には世界中のデザイナーや企業家が興味を示し注目しています。

例えばその優れたデザイン性とユーザーエクスペリエンスで常に新製品が注目を集める米・アップル。創業者のスティーブ・ジョブズが学生時代に書道を通してデザイン性を培ったのは良く知られたところ。

そんな優れた日本文化のデザイン性ですが、しかしながらウェブサイトに関してだけは、まるで1990年代で止まったようなデザインだと言われています。そのように言われてしまう理由としては

  • 隙間なく密集している文字
  • 小さくて質の良くない画像
  • 数えきれないほどの記事の数
  • ゴチャゴチャした色とチカチカと点滅するバーナー
  • 使い過ぎなフラッシュムービー

などがあげられ、ここでは海外の人が日本に期待するワビ・サビなどシンプルでスマートなデザインの要素は全くうかがえません。

日本のウェブデザインが海外とは違いこのようにゴチャゴチャしてしまう理由として、海外サイトrandomwire.comは次のような理由を挙げています。

①:言語の機能の違い

日本語が英語に比べると一つの言葉にも多くの意味が含まれていることが多いのは良く知られたところ。

これにより、日本人にとっては文章が長くなってしまったとしても、多くの情報とと共に文章を読むほうが理解しやすいことが多く、そのためダラダラと無駄に長い文章でも許されてしまう社会環境がある。

②:文字にデザイン性がない

日本語では大文字やイタリック体のように文字自体の見た目を強調する手段があまりない。

見た目による文章のメリハリをつけることが難しく、そのため文字へのデコレーションやグラフィック加工を使って文字ににメリハリをつける手段がとられるが、これが(ディスカウントショップの)ドン・キホーテのような、ゴチャゴチャしたデザイン表現をサイトに与えることになってしまっている。

③:儒教文化とWebデザイナーの地位の低さ

日本社会に根付く儒教文化の影響は依然として強く、結果日本人はリスクを取ること、ないし集団から離れて行動することを好まない傾向にある。

デザイン上の良いアイデアが生まれても、多くの人は決められた現状のルールに従う傾向にあり、それゆえウェブデザインに革新性が生まれない。

それに加えてWebデザイナーの地位の低さもある。アーティストとして認められている欧米社会と異なり、日本ではWebデザイナーの地位は低いままだ。これではたとえ良いデザインのアイディアが浮かんだとしても、地位が低いままでは発言が認められない可能性が高いため、発言をしようとするインセンティブも優れたデザインを行なおうとするインセンティブも共に生まれない。

④:ガラパゴス化

日本では、iPhoneが盛んになる前までは折りたたみ式の携帯が主流だった。

折りたたみ式の携帯は画面部分がとても小さく、ウェブデザインもその小さな画面に無理やり押し込むように作らなければならなかったので、今でもその傾向がウェブデザインに影響しているのかもしれない。

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⑤:ゴチャゴチャした街並みの反映

渋谷を歩くとそのゴチャゴチャした街並みに驚く。常に明るいネオン、ノイズの多いパチンコ店やゲームセンター、通行に明らかに邪魔な放置自転車や看板などなど、この混沌とした街並みがWebにも影響を及ぼしているのかもしれない。

加えて(編注:日本のマンションが海外ではウサギ小屋と呼ばれるように)日本では物理的なスペースが貴重だから、Webでもついつい余白ページを埋めてしまうのではないだろうか。

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なかなか辛辣なrandomwire.comによる寸評ですが、しかし同サイトによれば、必ずしも現代日本のWebデザイン全てがけなされているわけではないそうで、ユニクロ、無印良品、クックパッドなどシンプルでわかりやすいデザインを取り入れているサイトは海外でも高い注目を集めているようです。

[randomwire.com]

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