貧困と肥満率の関係

失業率と肥満率

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「金持ち=肥満、貧乏人=やせ」の間違い

かつて所得階層と体型の関係には「金持ち=肥満、貧乏人=痩せ」という漠然としたイメージがありました。
しかし、最近では、貧困層は食費を浮かせるために、スナック菓子やファストフードなど、安くて簡単に満腹感を得られやすくそして太りやすい食べ物を貧摂取しているため、貧しい人ほど太っているといわれます。
そこで、実際はどうなのか、貧困と肥満の関係を、失業率と肥満率という関係で考えてみました。それがグラフ1とグラフ2です。
グラフ1は OECD 加盟34ヵ国の失業率と肥満率の関係を散布図で示したものです。このグラフからは、一見、失業率と肥満率にははっきりとした相関関係はないように見えます。

しかし全体を、
①失業率が比較的小さく、肥満率小のグループ、
②失業率がやや高く、肥満率中のグループ、
③失業率が比較的高く、肥満率大のグループ
で分けてみると、それぞれのグループにおいて失業率が低いほど肥満率が低い傾向が見られます。

都道府県別失業率と肥満率

一方で、今度は国ごとの比較から国内での比較へと焦点を縮めると、今度は失業率と肥満率の関係がはっきりと見えてきます。
グラフ2は都道府県別失業率と肥満率の関係を示した散布図ですが、ここでは失業率が高いほど肥満率が高いことがわかります。(相関係数は0.64)

さてグラフ1とグラフ2で行った違いを考えてみると、貧困と肥満との間に関係はあるが、それがグラフ1のように国という大きな単位で捉えてみると、平均値からそれた分散(バラつき)を捉えられないため、実態を表しきれず、そのためいまいちな散布図になったのではないかと思われます。

参考文献
OECD
http://www.oecd.org/social/socialpoliciesanddata/
http://www.oecd-ilibrary.org/economics/gross-domestic-
product-in-us-dollars_2074384x-table3
http://stats.oecd.org/index.aspx?queryid=21760
http://stats.oecd.org/Index.aspx?DataSetCode=HEALTH_LVNG
http://www.oecd-ilibrary.org/social-issues-migration-health/growing-unequal_9789264044197-en
厚生労働省内統計ページ
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/himan/number.html
平成22年国民生活基礎調査
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa10/2-7.html
国民健康・栄養調査
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkou_eiyou_chousa.html
総務省統計局ページ
平成21年度全国消費実態調査
http://www.stat.go.jp/data/zensho/2009/hutari/yoyaku.htm
http://www.stat.go.jp/data/zensho/2009/keisu/yoyaku.htm
・平成21年度労働力調査
http://www.stat.go.jp/data/roudou/index.htm
内閣府統計
・平成21年度県民経済計算
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/sonota/kenmin/kenmin_top.html

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