iPhoneのストレージ用途に使われるNAND型フラッシュメモリですが、次期モデルのiPhone6Sでは供給元として新たにサムスンが加わるようです。patently appleが報じています。
現在iPhoneのフラッシュメモリのサプライヤーとしては東芝、SKハイニックスとSanDiskの3社があり、東芝が50、SKが30%、SanDiskが20%のシェアを占めているわけですが、 このサプライヤーにサムスンが新たに加わるとのことです。
記録媒体としてクラウド化とそれによる本体ストレージ軽視の風潮が広まる昨今ですが、最近のiPhoneやiPadにおいて128GBモデルが追加されたことからもわかりますがアップルは頑なに内蔵ストレージにこだわっており、今後は大容量ストレージを搭載した端末へより比重を傾けていくそうです。そこで、同製品の製造に明るいサムスンにスポットがあてられたとのこと。
現状のiPhone6での128GBフラッシュは東芝1社のみの供給ですが、iPhone6s以後は東芝とサムスンの2社供給となるそうです。
アップルとサムスンと言えばiPhoneとGalaxy Sの血みどろの特許闘争で知られ、iPhoneの主要部品のほとんどを供給していたサムスンをサプライヤーから外す動きも過去には目立ちましたが、RAM、CPUのA9チップ、そして今回の内蔵ストレージと、いつの間にかまた再びサムスンが主要部品のほとんどにかかわることになっています。
[via:patentlyapple]