SG-1000・サターン・ドリキャスのソフトがスマホ無料プレイの「SEGA Forever」、移植の出来が悪いらしい…
・プロモーションビデオ
アメリカ・フランス・ドイツ、中南米のスペイン語圏・ポルトガル語圏など日本以外の主要国で突如始まったセガの「SEGA Forever(セガ フォーエバー)」。
SG-1000からドリームキャストに至るまで、セガが過去発売してきたゲームが iOS・Android向けに無料で提供されるという、実に夢のような企画ですが、残念ながら移植の出来が悪いようです…。
例えば大手ゲームメディアの編集者、ジョン・リンネマン氏は次のようにレポートしています。
ゲームは60fpsで動くように製作されている。だが、このソフトではフレームレート低下がたびたび起こり、45fpsで動いているかのように見える。
フレームレート低下の他にもシーンの引っかかりやスキップも起きる。これなら30fps固定のほうが良かった。これらの不具合はスマホが「お知らせ通知」を受信するとさらにひどくなる。
リンネマン氏はツイッター上で、ユーザーに対し強い口調でSEGA Foreverをプレイしないことを奨めています。
DO NOT TOUCH those Sega Forever games. Lousy emulation in a Unity wrapper. Not good at all.
— John Linneman (@dark1x) June 21, 2017
・「SEGA Forever」の実際のプレイの様子(ソニック・ザ・ヘッジホッグ)
・「SEGA Forever」、Unityで作ったのが出来の悪さに繋がった?今後も旧作のスマホ移植で似たようなことが起きる?
今回の件は不思議な話で、そもそもセガはソニックなど複数のメガドラ作品をiPhone 3GS時代からリリースしてきた歴史があります。そしてそれらのタイトルにおいては完璧に動作していました。
どうやら今回の話は、背景にソフト権利をめぐるいざこざが絡んでいるようです。iPhone 3GSでのメガドラ移植タイトルで開発に用いられたエミュレーションソフト「RetroArch(レトロアーチ)」の開発者は次のように説明しています。
セガは RetroArch を用いてメガドラのソフトをリリースした際、あくまでも自分たち(RetroArch側)の権利を全削除してリリースすることにこだわっていました(だから自分たちRetroArchは強く抗議した)。
セガがそのような、RetroArch側の権利の全削除の要求をしなかったなら、今回のSEGA ForeverにおいてもおそらくRetroArchを用いて作られたでしょう。ひどいものが提供されてしまい、ユーザーの皆さんには謝りたいです。
あくまでもこれはRetroArch側からの説明で、真相のほどは不明。ただ事実として、SEGA Foreverが先行き不透明なスタートを迎えたことは確かなようです…。
またEurogamerは同じようなことが今年モバイル向けにリリースされた「ロックマン モバイル」でも起きたことを指摘。今後、旧タイトルのスマホ・タブレット向け移植において同じような傾向が起こりうることを示唆しています。
参考
Eurogamer ”Sega releases classic games on mobile, for free, but at what cost?”
@libretro ” http://www.twitlonger.com/show/n_1spviqt”