HTC社長「2018年には再び、デュアルカメラ搭載スマートフォンを発売する」
・ユーザー、レビュアー双方からの評価が高い「HTC U11」
台湾HTCのチアリン・チャン社長は20日、プレスインタビューに答え、2018年、同社がデュアルカメラのスマートフォンに再び参入することを明らかにしました。
「私たちは来年、デュアルカメラの携帯電話を発売する予定であり、この機能を際立たせるにはどうすればよいかを把握しなくてはならない」とチャン社長。
冒頭において「再び」と書いた通り、HTCの歴史においてデュアルカメラに取り組むのはコレで2度目。スマホでの3Dテレビが話題になっていた2011年に発売された「EVO 3D」が前回登場した機種であり、モバイル用3Dカメラの搭載をセールポイントにしていたもののあまりヒットせず、結局その後、HTCはデュアルカメラ搭載スマートフォンの開発から撤退することになっていました。
・HTC、今後は中国での低~中価格帯スマホに焦点を定める
また同社の今後のスマートフォンデバイスに関しての戦略と、Googleに買収されることとなったPixel 2開発チームについてもチャン社長は触れました。
まずスマートフォン事業に関しては、これまでのように少数精鋭、年間5〜6台のスマートフォンモデルをリリースするものの、現在のような「HTC U Ultra」「HTC U11」「HTC U11+」でカバーするようなプレミアム層に焦点を当てるのではなく、300ドル(約3万4500円)程度の中~低価格帯モデルが主流である中国市場を意識したモデル展開を行っていくとのこと。
またGoogleに買収されることになった同社のPixelチームについては、2018年初頭に買収が承認され譲渡される予定との見通しを明らかにしています。
参考:
engadget.com ”HTC will make a ‘noteworthy’ return to dual-camera phones in 2018”