iPhone Xの広角・望遠レンズ撮影を比較。仕様により暗い場所では使用できない望遠レンズだが、広角レンズより精細感ある写真が撮れる
iPhone シリーズ最高峰といえるiPhone Xのカメラ。広角レンズとズームを可能にする望遠レンズを2個搭載し、同じく最高峰である iPhone 8 Plusカメラのレンズ(f/2.4 & f/2.8)よりさらに明るいレンズ(f/1.8 & f/2.4)が可能にする、美しさとボケ味ある世界がそこには開かれています。
さてよく知られた通り、デュアルカメラを搭載するiPhoneシリーズ、iPhone 7 Plusと8 Plusにおいては暗い場所では望遠カメラは使用できないことが知られています。
そのため現状、これらiPhone 8 Plus・iPhone 7 Plusにおける暗い場所での2倍ズーム撮影は、広角カメラから画像をトリミングしアップスケーリングすることで、ズームを行っている形となりますます。この仕様は、iPhone Xでも変わりありません。
この「暗い場所ではiPhoneの望遠カメラは使用できない」ことは、有名YouTuberの瀬戸弘司さんもiPhone 7 Plusの際に指摘していました。
さて今回、テックサイトのGSMArenaがiPhone Xを騙した形で、暗い場所において広角レンズと望遠レンズの両方で撮影、結果を公表しています。
・iPhone X、広角レンズと望遠レンズの違い
広角レンズでの撮影1
望遠レンズでの撮影1
広角レンズでの撮影2
望遠レンズでの撮影2
撮影写真を比較してみると、壁のテクスチャ、窓の金属棒、階段の鋭い線、側面の葉などなど、望遠レンズでの撮影も、通常の広角レンズの撮影より品質的に劣っていないことが分かります。
テスト結果が何を意味するのか。GSMArenaは「暗いところでも望遠カメラを使えるようにすることは、ソフトウェアの変更で容易にできるはず。(現状において使えないことは)ユーザーが不利益を被っていることを認めなければならない」と結んでいます。
参考: