日本経済新聞レポート、新型「iPhone SE4」では海外メーカー製有機ELディスプレイを採用。日本メーカーにとっては痛手
Appleははこれまで、iPhoneをOLEDディスプレイパネルに切り替えるのにかなり時間がかかってきました。とりわけ、廉価モデルの「iPhone SE」ではより安価なLCDディスプレイの搭載にこだわってきました。
しかし、おそらく来年に発売される次期iPhone SEでは状況が変わるようです。
日本経済新聞が伝えています。
日本経済新聞のレポート
同紙の新しいレポートによると、次のiPhone SEにもOLEDパネルが搭載されるとのこと。
この話はこれまでの噂の多くを裏付けるもの。
つまり、Appleは今後、LCDパネルを使ったスマートフォンを製造しなくなるということです。
日本企業にとっては痛手
これは、それらのサプライヤーであった日本メーカー・「ジャパンディスプレイ」と「シャープ」にはなかなかの痛手となることが予想されます。
両社はスマートフォン用のOLEDパネルを製造していないからです(JDIはApple Watch向けに小型OLEDを供給している)。
Appleは、次期iPhone SE用のOLEDディスプレイを中国「BOE」と韓国「LG」に発注し始めたと伝えられています。現時点では、iPhoneに必要なOLEDパネルの約半分をSamsungが供給しており、LGが30%、BOEが残りの20%を占めるようです。
なお英国を拠点とする市場調査会社 Omdia は、今年、スマートフォン向けパネルの出荷数で OLED が LCD を追い抜くと予測しています。
SOURCE:日本経済新聞