「最低賃金が会社経営の重荷に。時給300円を可能にしろ」と田母神俊雄氏が講演会で発言
この発言は2010年9月の講演でのもの。
以下がその該当部分5分20秒から6分46秒までの書き起こしです。
「で、アメリカから経済戦争を仕掛けられてる。日本の1980年代にジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた世界最強システム、世界最安心システムがですね、いま日本人の手でどんどんぶち壊されてる。
例えば労働基準法でですね、就職試験で「あんたのお父さん何やってんの?」と聞けない。「あんたどこ住んでんの」と聞けない。こんなバカなことありますか。
結局、1995年以後の日本で作った、政治・雇用・経済、金融、こういった法律がね、みんな会社経営の手足を縛るのばかりですよ。
最低賃金法なんていうのもありますね、800円前後に一律なるそうですけど、これなんかですね、田舎に行けば、爺ちゃん婆ちゃんが300円でいいからちょっとたばこ屋で店番させるってことが出来るわけですよね。でも、これが出来ないんです今の日本では。だからもっと若い人にお金を上げることが出来るわけですけど、最低賃金法なんかがあるからできない。
で、日本はそんなものがなくたって、経営者が判断をしてですね、一応みんなには、このくらいあげなきゃいけないんだなあって判断をしてきたんです、そんなのがなくたって。だけどもこれを法律で、みんなに義務付けることによってですね、経営者の自由な裁量というのをどんどん奪われていくんですよね。で、会社の経営がどんどんやりにくくなっているんですよね。
で、これでは国際競争に勝てるわけがないんです」