ソニー、2016年のモデルは削減されて2モデル。それに伴い台湾の研究開発所も閉鎖
台湾の経済新聞「DigiTimes」が情報筋からの情報として入手したものによれば、現在ソニーモバイルは製品モデルの削減を図っており、それにともない台湾の研究開発所を閉鎖する予定とのこと。
確かに発売モデル数の削減についてはこれまでも当のソニーモバイル自身からもあらゆる場面でアナウンスされており、現に同社から次のような資料も配布されています。
Digitimesによれば、これまで5~8モデルほどを毎年リリースしてきたソニーモバイルも、2016年は2機種のみのリリースになるとのこと。リリース点数削減に伴い、生産委託先も現在の台湾フォックスコンからアリマ・コミュニケーションズとコンパル・コミュニケーションズに変更になるそうです。
今回のこの情報について海外テックサイト「XperiaBlog」は、ハイエンドモデルは2つに絞られるが、ローエンドやミッドレンジモデルは複数モデル発売されるのではないかとコメントしました。
なるほど社長交代が象徴的ですが、ソニーモバイルは昨年、これまでの拡大・ハイエンド路線からの大幅な路線変更を打ち出しました。そして路線変更後に打ち出されたものが「スーパーミッドレンジ」戦略というもので、これは要するに「あまりハイエンド端末は作らないよ。売れないから。ミッドレンジ中心で行くよ」というものです。
ですので、確かにXperia blogの言うとおり、中価格帯の製品ならそこそこリリースされるのかもしれませんね。
また今回の話は台湾の話ということも注意が必要です。ソニーモバイルが世界中で一番シェアを獲得している地域はここ日本、そしてソニーモバイル十時社長曰く「日本だけが飛び抜けてハイエンド(志向)」とのことなので、日本では消費者の需要に従って2モデルと言わず、少し多めに用意されるかもしれません。
[ Digitimes, XperiaBlog]