名アナリストによるiPhone 6cとiPhone 7の新情報
精度の高い情報提供で知られるKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は部品供給筋から得られた情報として、来年登場のiPhoneについて新たなレポートをしています。
1.iPhone 6c (仮称)
・発売:2016年 iPhone 7シリーズと同じ時期(9月?)
・CPU:A9
・ディスプレイサイズ:4.0インチ
・iPhone 5cの流れを組む廉価モデル。廉価モデルのため3Dタッチディスプレイのような最新技術の搭載は無し。ただし、iPhone 5cと異なり本体ボディはプラスティックではなくiPhone 6sと同じく、高級感あるアルミニウム製。
iPhone 6cのそのほかの情報としては、2016年前半に製造開始、製造はフォックスコンが独占で担当し、2016年内に2000万台~3000万台の販売台数が見込まれるとのこと。昨年のiPhone 6シリーズは2014年に7450万台が販売されたので、それと比べると少し控えめな数字なようです。
なお、iPhone 5cの場合では販売台数は9か月で2400万台でした。それよりもうちょっと上程度のヒットが見込まれるのでしょうか。
なお、ここでは「iPhone 6c」として紹介してますが、実際のところ製品名はまだ未定とのこと。
2.iPhone 7/iPhone 7 Plus
メモリ:2GB(iPhone 7)/3GB(iPhone 7 Plus)
CPU:A10
ディスプレイサイズ:4.7インチ(iPhone 7)/5.5インチ(iPhone 7 Plus)
発表時期:2016年9月
iPhone 7の情報で注目すべきはメモリ容量の違い。これまでディスプレイサイズのほかはカメラの光学手ぶれ補正機能くらいしか違いのなかった「iPhone 無印/Plus」が、今度のiPhone 7シリーズではメモリ容量が異なるようです。
また今回のレポートではiPhone 7の本体デザインについては全く触れていませんが、クオ氏は別のレポートでiPhone 7がiPod/iPad Air 2並みの薄さ、6mm代前半の厚さになることを予測しており、加えて本体デザインの変更も期待出来そうですね。
クオ氏のiPhoneに関する予測は数あるアナリストの中でも群を抜いており、先の9月アップル発表会についてはiPhone 6sが3Dタッチディスプレイ搭載による本体の厚みの増加、7000番台アルミフレームの採用、iPad Proでの筆圧スタイラスの搭載などを予測し見事当てました。果たして今回の予測も見事当たるのでしょうか。期待したいところですね。