Xperiaとプレイステーションとソニーに関する様々なデータを調べたコーナーです
1.モバイル部門
・売上高
2013年度 売上高:1兆1918億円 営業益:+126億円
2014年度 売上高:1兆3233億円 営業益:-2204億円
2015年度見通し 売上高:1兆3100億円 営業益:-390億円
2015年度第1四半期(4月1日~6月31日) 売上高:2805億(前期-505億) 営業益:-229億
データ元:2015年04月30日連結業績のお知らせ
・モバイル事業不調の原因
中国メーカーの台頭による価格競争と世界シェアの低下、海外市場におけるブランド化の失敗による端末価格の低下
平均端末価格
[関連記事:今やアップル独り勝ち。ソニーはスマホを売るほど赤字。Androidメーカーに求められる高級志向]
対策
→低価格モデルからの撤退と、プレミアム路線による売り上げ規模を追わない「選択と集中」
・日本では大人気
IDC調査「2015年第1四半期スマートフォンベンダー別出荷台数シェア」
1位 | アップル | 51.1% |
2位 | ソニー | 16.6% |
3位 | 京セラ | 10.5% |
4位 | シャープ | 9.9% |
5位 | サムスン | 5.2% |
出典:IDC
・15年上半期 スマートフォン出荷台数シェア
15年上期の出荷台数はiPhone、Android端末共に631万台。ソニーモバイル、シャープ、富士通の中価格帯スマートフォンが好調
(出典:(株) MM総研 [ 東京・港 ])
2.ゲーム部門
・売上高
2013年度 売上高:1兆439億円 営業益:188億円(赤字)
2014年度 売上高:1兆3880億円 営業益:481億円(黒字)
2015年度見通し 売:13880億 営:400億
・ゲーム機販売台数
14年度 PS4:1480万台 PS3:310万台
15年度見通し PS4:1600万台
データ元:2014年度連結業績、プレゼン資料
・特徴
PS4は売れているがPS3が滅亡期なので利益自体は下がる。
・ソニーの開発スタジオ一覧
日本
ポリフォニー・デジタル (東京:グランツーリスモ、少数精鋭)
SCEジャパンスタジオ (東京:KNACK、GRAVITY DAZE、大鷲トリコ)
・SCEジャパンは最近明らかに開発本数が少なく、その数少ないタイトルも共同開発がほとんど
北アメリカ
ノーティードッグ (サンタモニカ、カリフォルニア:アンチャーテッド、ジャック×ダクスター)
サッカーパンチプロダクションズ (ベルビュー、ワシントン:inFAMOUS)
SCE サンタモニカスタジオ (サンタモニカ、カリフォルニア: ゴッド・オブ・ウォー )
SCE ベンドスタジオ (ベンド、オレゴン)
SCE フォスターシティースタジオ (フォスターシティ、カリフォルニア:他スタジオの開発協力)
SCE サンディエゴスタジオ (サンディエゴ、カリフォルニア:MLBとNFLのスポーツ系)
ピクセルオーパス(サン マテオ:最近出来た)
・ハード部門だけでなくソフト部門もアメリカ地域が中心
ヨーロッパ
ゲリラゲームズ (アムステルダム、オランダ:KILLZONE)
ゲリラケンブリッジ (ケンブリッジ、イギリス:最近はゲリラゲームズの開発協力)
メディアモレキュール (サリー、イギリス:リトルビッグプラネットで宮本さんを驚愕させた)
エボリューションスタジオ (ランコーン、イギリス:DRIVE CLUB、モーターストーム)
SCE ロンドンスタジオ (ロンドン、イギリス:アイトーイで宮本茂を仰天させた)
ソニー XDev ヨーロッパ(リバプール、イギリス:インディー系ゲーム)
ノースウエストスタジオ(ノースウエスト、イギリス:PlayStation VR向けのソフト開発のために、今年出来たばかり)
※「宮本さん」「宮本茂」・・マリオを作った任天堂の偉い人
・独創的なソフトを作るスタジオが多い
3.デバイス部門
・売上高
13年度 売:7730 営:124
14年度 売:9271 営:890 前年比+23.9%
15見通し 売:10800億 営:1210 前年比+16.5%
データ元:14年度プレゼン資料
4.その他メモ
・ソニーの稼ぎ頭
現在のソニーの主部門はダントツで金融(14年度営業利益1933億円)。
次いでデバイス(スマホ用カメラセンサー、半導体:14年度営業利益931億円)。
やや離されて音楽、イメージングプロダクツ(デジカメ)、ゲーム(それぞれ営業利益500億円程度)
・成長部門
デバイス部門絶好調。14年度前年比+23.9%。iPhoneもGalaxyも、もちろんXperiaもソニー製カメラ
・4Kディスプレイ出荷台数
2015年は4Kスマホ元年