テックサイトのGSMArenaが、最近各社から発売されたハイエンドスマートフォン各端末のベンチマークテストをして結果を公開しています。
今回、調査端末として選ばれたのはいずれも各社の最新モデルであるサムスン「Galaxy S6」「Galaxy S6 Edge」、LG「LG G4」「LG G Flex2」、HTC「HTC One M9」の5機種。
そこに比較対象として昨年のモデルのソニー「Xperia Z3」とLG「LG G3」が加えられ、総勢7機種による「AnTuTu 5」「Geekbench 3」「Kraken 1.1」の3種類のベンチマークソフトのテストが行われました。
1.AnTuTu 5
AntutuはCPU、メモリ、データ読み書き(I/O)に加えて2D/3Dの描画性能も測る、端末の総合的な性能を評価をするベンチマークソフトです。
Exynos 7420チップセットを搭載するサムスンのGalaxy S6両機種のスコア値が、他の機種に比べて頭一つ抜き出ていることがわかり、以下HTC One M9、LG G4と続きます。
例えばタブレット端末で最もスペックの高いGoogleの「Nexus 9」やNvidiaの「SHEILD Tablet」でAntutuスコア50,000近辺ですから、Galaxy S6の性能の高さがうかがえますね。
2.Geekbench3
Geekbench3はCPUやメモリの処理能力の測定に特化したソフトです。Geekbenchはシングルコア、マルチコアそれぞれのテストがありますが、ここではマルチコアのみで測定されています。
ここでもサムスン Galaxy S6両機種の強力なパフォーマンス能力がわかります。最新モデルでありCPUにSnapdragon808を採用するLG G4については、前モデルのLG G3や昨年のモデルのXperia Z3とベンチマーク上ではさして性能が変わっていません。
3.Kraken 1.1
Krakenはブラウザの速度を測るJavascriptベンチマークです。他のベンチマークソフトとは異なり、数値が少ないほど性能が優れていることを示します。
他のテストと同じような傾向が出ています。LG G4のスコア値の低さが気になります。
[via:GSMArena]