Galaxy S7、「軽く、硬く、曲がりにくく、くぼみが出来にくい」マグネシウム合金を採用?
サムスンから来年2月の発表が見込まれている次世代スマートフォン「Galaxy S7」のケース素材について、これまでの「アルミニウム合金」から新しく「マグネシウム合金」に変更されるという話が出ています。
1.マグネシウム合金ってなに?
・iPhone 6sで採用されたアルミニウム合金”最強”7000番台
アップルは最近発表したiPhone6sシリーズのケース素材において、アルミニウム合金7000番台を採用しました。
7000番台は数あるアルミニウム合金の中でも最も優れた強度性を持つ合金として知られ、その硬さから、航空機や鉄道車両、産業用のロボットなどで用いられており、アップルもiPhone6s紹介ページにおいては「航空宇宙産業で使われているものと同じグレードである7000シリーズアルミニウムの新しいアロイを採用しています」と大々的にアピールしています。
・アルミ7000番台よりさらに硬いマグネシウム合金
そんなアップルが大々的にアピールするアルミニウム合金7000番台ですが、今回Galaxy S7がケース素材に採用すると噂のマグネシウム合金は、アルミ合金よりさらに強度性で優れ、なおかつ軽量性でも優れていることで知られています。
2.イラストでわかるマグネシウム合金の特徴
軽く、曲がりにくく、硬く、くぼみが出来にくく
※Mg・・・マグネシウム合金、Al・・・アルミニウム合金
今年3月に発表されたGalaxy S6のケース素材は、スマートフォンでよく用いられる6063番アルミニウムではなく、より強度さに優れた6013番アルミニウムを使用していました。
にもかかわらず、曲がりやすく折れやすいという悪評がS6にはついて回っていたのですが、合金最強の硬さを持つマグネシウム合金を採用することで、S7はそんな悪評とも無縁かもしれません。
[関連記事:iPhone 6のデザインを真似たGalaxy S6は、iPhone6よりも曲がりやすい ]
3.更なる軽量化も?
加えて、軽さにすぐれたマグネシウム合金の採用で、さらなる本体の軽量化も見込めるかもしれません。元々Galaxyは軽量性でほかのスマートフォンより秀でているのですが、それがさらに軽くなるとすると、これは驚きです。
・主なスマートフォンの本体重量
Xperia Z3 コンパクト(4.6インチ)・・・129g
Galaxy S6 edge(5.1インチ)・・・132g
Xperia Z5 コンパクト(4.6インチ)・・・138g
iPhone 6s(4.7インチ)・・・143g
Xperia Z4 SO-03G(5.2インチ)・・・144g
ZenFone 2 Laser SIMフリー(5インチ)・・・145g
Xperia Z5(5.2インチ)・・・154g
ARROWS NX F-04G(5.2インチ)・・・155g
Zenfone 2 メモリ4Gバイト(5.5インチ)・・・170g
Xperia Z5 プレミアム(5.5インチ)・・・180g
iPhone 6s Plus(5.7インチ)・・・192g
※Xperia Z5シリーズはグローバル版の本体重量
4.Galaxy S7の噂スペック
これまでに出てきているGalaxy S7の噂スペックは次の通りです。
OS:Android 5.1.1 Lollipop
CPU:クアルコム 64-bit クアッドコア Snapdragon 820/Exynos M1
GPU Adreno 530
ディスプレイ:5.7インチ、解像度 WQHD(2560×1440)
メモリ:4Gバイト
ストレージ:64Gバイト
背面カメラ:1600万画素、デュアルカメラ
前面カメラ 500万画素
噂情報が確かならば、ディスプレイサイズの大型化、CPUにSnapdragon820、そして今回のマグネシウム合金ボディなどなど、Galaxy S7は大幅なモデルチェンジとなります。これは今から発表が楽しみですね。
参考文献
「マグネシウム合金とは」フジ総業ホームページ