Snapdragon 865+の開発中止に関し、「コロナウイルス」「コスト高」など複数の要因が伝えられる
先日、開発中止が伝えられたクアルコムの新型高性能チップセット「Snapdragon 865+」ですが、複数のIT系サイトが、この新型チップの開発がキャンセルされた背景を伝えています。
スナドラ865+の開発がキャンセルされた背景
まずアメリカのITサイトhot hardwareは、現在、巷間を騒がす「新型コロナウイルス感染症による影響」を指摘。ただ開発中止に対し、クアルコムからの正式なアナウンスは今のところまだないわけで、「同社がSnapdragon 865 Plusの発売を中止したのかは、まだ不透明である」としています。
そして同じくアメリカのサイトPhone Arenaは、「ハイエンドSoCにおける、高いチップ価格」を指摘。
同サイトによれば、すでに現行Snapdragon 865の段階で、コスト高を理由にLGやGoogleなど複数メーカーが自社端末への導入を見送った例があるそうです。
また現在、スマホ販売の主流がハイエンドモデルからミッドレンジモデルへ移り変わってきつつあることは、日本のセールスランキングを見てもわかること。
そうなると、ただでさえハイエンドチップへの需要が低下している状況に加え、今回のコロナウイルス災禍のような出来事があると、クアルコムとしても開発を中止せざるを得なかったのかもしれません。
ただ、サイトhot hardwareも言っている通り、まだSnapdragon 865+の開発中止がクアルコムから正式にアナウンスされたわけではないので、一縷の望みを託して登場への期待を持ちたいところでしょう。
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source:hothardware.com 、 phonearena.com