iPhone6sでついにスマホが家庭用HDゲーム機レベルのグラフィックに
iPhone 6sの発表が近づいていますが、iPhone 6sのチップセット「A9」に画像処理パーツとして搭載されると噂のPowerVR Series7(パワーブイアール シリーズ7)は家庭用ゲーム機PlayStation3やXbox360並のグラフィック性能を持つとされています。すなわち、ついにiPhoneも家庭用ゲーム機並みのグラフィックを誇ることになりそうです。
PowerVR Seriesは英イマジネーションテクノロジーズ(IT)により開発され、最新版の「Series7(シリーズ7)」は昨年の11月に発表されました。ITによれば、Series7は大体の目安として次の表のようなグラフィック性能を持つとのことです。
Power VR Series7はスマートフォン向けのGT7200からノートパソコン向けのGT7900まで5モデルが存在し、このうち、iPhone6sに搭載と噂されているのは「GT7600」です。表にもある通り、GT7600はPS3やXbox360のグラフィック性能を超え、また現行iPhone6に搭載されているGX6650との比較においても、60%ほどの性能向上がなされているそうです。
Power VR Series7の各モデルの構成は次の通りです。
・PowerVR GT7900 16シェーダクラスタ/512演算ユニット
・PowerVR GT7800 8シェーダクラスタ/256演算ユニット
・PowerVR GT7600 6シェーダクラスタ/192演算ユニット
・PowerVR GT7400 4シェーダクラスタ/128演算ユニット
・PowerVR GT7200 2シェーダクラスタ/64演算ユニット
また、Series7シリーズとiPhone6にも搭載されているSeries6の性能比較は次の表の通りです。
いよいよ、家庭用HDゲーム機並みのグラフィック性能を持つことになりそうなiPhone。発表が楽しみですね。
参考:
macrumours「Imagination Announces PowerVR Series7 Graphics, Likely Headed for Apple’s 2015 iOS Devices」