2022年発売、iPhone 14スペック情報まとめ
2022年に発売が期待される、アップルの新型スマートフォン「iPhone 14」シリーズのリーク情報を紹介しています。
更新情報
6/11:「5:さらに高くなる本体価格」「3:iPhone 14 Proの本体デザイン。ノッチ廃止」
5/4:「4:iPhone 14、14 Pro全4モデル、本体スペック比較表」
目次
- 【2022年発売、iPhone 14】
- 1:登場モデルは計4つ、小型”mini”モデルは廃止
- 2:iPhone 14の本体デザイン。ノッチあり
- New→3:iPhone 14 Proの本体デザイン。ノッチ廃止
- New→4:iPhone 14、14 Proほか4モデル、本体スペック・価格比較表
- New→5:さらに高くなる本体価格
- 6:Touch IDは復活するのか➾微妙
- 7:大幅なカメラ性能のアップ。4800万画素、8Kビデオ撮影
- 8:ペリスコープレンズを搭載、光学ズーム性能がアップ
- 9:2TBストレージモデルが登場
- 10:新型「A16 Bionic」チップは5nm製造のまま
- 10:USB-Cポートを搭載か
- 11:6GBメモリ搭載、iPhone 14 ProはLPDDR5
- 12:ポートそのものの廃止はあるのか?気になる新テクノロジー
【2022年発売、iPhone 14】
1:登場モデルは計4つ、小型”mini”モデルは廃止
・登場モデルは4つ
TFインターナショナル証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏によれば「iPhone 14」で登場するモデルは4つ。
すなわち、低性能な6.1インチモデル「iPhone 14」と6.7インチモデル「iPhone 14 Max」、高性能な6.1インチモデル「iPhone 14 Pro」と6.7インチモデル「iPhone 14 Pro Max」となります。
・「iPhone 14 mini」は発売されない
なおiPhone 14シリーズでは、「iPhone 14 mini」は発売されません。
2020年発売の「iPhone 12 mini」におけるセールスの弱さを受け、アップルは小型ミニモデル(5インチ台)の投入を見送ることにしたとのことです。
2:iPhone 14の本体デザイン。ノッチあり
・iPhone 14シリーズのデザインの特徴
・標準モデル「iPhone 14」シリーズでは、ノッチは引き続き存在。
・画面サイズもiPhone 13と同じ6.1インチ。ノッチもそのままの大きさで存在。
・ボリュームボタンはこれまでと同じ、横長のデザイン。
・メインカメラにおいては、カメラハウジングを囲むガラスフレーム部分が厚くなる。
・Lightningコネクタは引き続き搭載。
・2022年3月にリークされた、iPhone 14シリーズのCADデザイン
【より多くのCADデザインを紹介】
・ノッチ廃止について
報道によれば、「iPhone 14」シリーズにおいてAppleは本体デザインを大幅に変更します。ここでは、特徴的なノッチ(切り欠き)部分がなくなり、代わりにAndroidスマートフォンでおなじみのパンチホールを採用。
ただすべてのモデルがパンチホールデザインを採用するというわけではなく、ハイエンドモデル(「iPhone 14 Pro」「iPhone 14 Pro Max」)においてのみ、この新型デザインを採用。標準モデルは(「iPhone 14」「iPhone 14 Max」)のデザインはこれまでと変わりません。
New→3:iPhone 14 Proの本体デザイン。ノッチ廃止
こちらは、上位モデル「iPhone 14 Pro」「iPhone 14 Pro Max」の本体デザイン。
iPhone 14と同じくノッチは廃止されるものの、横に長い「錠剤型パンチホール」を採用します。
・ノッチが縮小。錠剤のようなパンチホールデザインに
・メインカメラはカメラ部分の段差をなくすため、さらに筐体が厚く。これにより、カメラレンズ、LEDフラッシュ、LiDARスキャナーがカメラ部分と同じ高さになる
・本体シャーシがチタン製フレームに変更
・iPhone 4およびiPhone 5に搭載されていた「丸型ボリュームボタン」を採用
・スピーカーグリル、マイクグリルのデザインが変更。細長いメッシュのカットアウトに
・Lightningコネクタが引き続き存在
・リークされた本体デザイン(iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Max)
・本体カラー:パープル
New→4:iPhone 14、14 Proほか4モデル、本体スペック・価格比較表
製品名 | iPhone 14 | iPhone 14 Max | iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max |
ポイント | 標準性能モデル | 標準性能モデル | 高性能モデル | 高性能モデル |
画面 | 6.1インチOLED | 6.7インチOLED | 6.1インチOLED | 6.7インチOLED |
SoC | Apple A15 | Apple A15 | Apple A16 Bionic | Apple A16 Bionic |
メモリ | ー | ー | 8GB LPDDR5 | 8GB LPDDR5 |
記憶容量 | 128GBから | 128GBから | 256GBから | 256GBから、最大2TB |
メインカメラ | デュアルカメラ。iPhone13から性能アップ | トリプルカメラ。iPhone13Proから性能アップ。新型48MPカメラ搭載 | ||
前面カメラ | iPhone13と同じ | iPhone13Proから性能アップ | ||
縦幅 | ー | 160.84mm | ー | 160.81mm |
横幅 | ー | 78.07mm | ー | 777.58mm |
厚さ | ー | 7.65mm | ー | 7.65mm |
New→5:さらに高くなる本体価格
各機種の本体価格は次の通り。性能向上に加え、折しもの円安も加わり、残念ながら本体価格はさらに高くなる見込みです。
機種 | iPhone 14 | iPhone 14 Max | iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max |
本体価格 | 799ドルから | 899ドルから | 1099ドルから | 1199ドルから |
6:Touch IDは復活するのか➾微妙
ユーザーから期待の声が多い「Touch ID(指紋認証)の復活」ですが、これについてはどうなるんでしょうか。
結論から先に述べますと、残念ながら復活の可能性は低そうです。
最近のiPhoneは、一目見てわかる通りホームボタンが存在しません。そのためTouch IDが復活するとなると、確実に「画面内指紋認証」としての搭載となりますが、これについて経済メディアBloombergが興味深いレポートを行っています。
同メディアによると、アップルは画面内指紋認証について、研究開発自体は行ってはいるものの、現状、それ以上にFace IDへと開発資金を投入しており、それゆえTouch IDに戻ることはない様子。
同様に、ディスプレイアナリストのロス・ヤング氏は、「iPhone 14 Pro」「iPhone 14 Pro Max」における「アンダーディスプレイ型 Face ID」の搭載を予想。ここでは、画面下に3DセンサーモジュールなどFace ID周りの機構を埋め込みます。
7:大幅なカメラ性能のアップ。4800万画素、8Kビデオ撮影
・カメラ性能の向上っぷりがすごい
iPhone 14 Pro/Pro Maxでは、カメラ性能の大幅なアップデートが行われる見込み。
TFインターナショナル証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏の21年9月のレポートによれば、4モデル登場する「iPhone 14」シリーズのうち、高性能モデル「iPhone 14 Pro」「iPhone 14 Pro」ではメインカメラに4800万画素カメラを搭載。
これについては香港の証券会社、海通国際証券のアナリスト、ジェフ・プ―氏も同意見を示しており、信憑性が高い話となっています。
そのほかの噂では、ピクセルサイズは1.25um、そしてビデオ撮影では8K撮影が可能となります。
前述ミンチー・クオ氏によると、アップグレードされたカメラレンズは「iPhoneのカメラ写真撮影を新しいレベルに引き上げる」とのことです。
8:ペリスコープレンズを搭載、光学ズーム性能がアップ
TFインターナショナル証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏によれば、2022年発売「iPhone 14」シリーズでは少なくとも一つのモデルにペリスコープレンズが搭載されます。
現状、ペリスコープレンズはAndroidスマホにて搭載が相次いでおり、例えばファーウェイの「Huawei P30 Pro」では5倍光学ズーム、同「Huawei P40 Pro」では10倍光学ズームを備えるものとなっています。
なお現在のモデル「iPhone 12」「iPhone 12 Pro」シリーズは、2倍光学ズームと10倍デジタルズームを搭載しています。
9:2TBストレージモデルが登場
2021年10月のレポートによれば、次期「iPhone 14」シリーズでは、2TBストレージモデルが登場するとのこと。現状、iPhone 13シリーズでは1TBが最大記憶容量となっています。
ストレージが増える理由はわかりませんが、新しいカメラ機能がその理由の1つであると推測できそう。例えば、iPhone 13 Proシリーズで新搭載された「ProResビデオ」を4K解像度/30 fpsで録画するには、膨大な記憶容量が必要となります。実際、iPhone 13 Pro・13 Pro Maxの128GBバージョンでは、ProResビデオは1080p/30fpsでしか撮影できません。
とはいえこの話、中国サイトが情報元なのであくまでも怪しい噂の一つにあるにすぎません。
10:新型「A16 Bionic」チップは5nm製造のまま
ITサイトThe Informationのレポート。
それによると、iPhone 14に搭載される新型チップ「A16 Bionic」は、iPhone 13シリーズと同じく5nmアーキテクチャを維持する可能性が高いものとなっています。
先日発表された新型SoC「Apple M2」にしても、5nmプロセス製造となっていました。
世界最大の半導体メーカーであり、アップルの最大の主契約ファウンドリである製造元TSMCですが、現在、より小さなプロセスノードへの移行に苦戦を強いられるものに。当初の計画では、来年のiPhoneシリーズには3nmのチップが搭載されることになっていました。
実際は、3nmへの移行は2023年まで実現できないようです。
10:USB-Cポートを搭載か
数年前から噂されている「iPhoneでのUSB-Cポート」搭載の話。
情報提供者の@LeaksApplePro氏は、「iPhone14 Pro」シリーズにおけるUSB-Cポートの搭載&Lightningの廃止を予測しています。
なお現在、アップル製品でUSB-Cポートが搭載されているのは「iPad Pro」と「iPad mini」、そして「iPad Air」となっています。
11:6GBメモリ搭載、iPhone 14 ProはLPDDR5
・メモリ容量は6GBか
TFインターナショナル証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は2022年3月のレポートで、「iPhone 14シリーズは4つのモデルすべてが6GBメモリを搭載する」としています。
またその上で、モデルごとにメモリタイプが異なるとのこと。
上位モデル「iPhone 14 Pro」「iPhone 14 Pro Max」・・・LPDDR 5
標準モデル「iPhone 14」「iPhone 14 Max」・・・LPDDR 4
・8GBメモリ搭載との話も
一方、海通国際証券のアナリスト、ジェフ・プ―氏は、2021年12月のレポートにおいて、高性能モデル「iPhone 14 Pro」「iPhone 14 Pro Max」ではメモリ容量に「8GB」を搭載するとしています。
12:ポートそのものの廃止はあるのか?気になる新テクノロジー
・アップルは自社製品からポート類を減らそうとしている
3.5mmヘッドフォンジャックの廃止が典型的な例ですが、これまで、アップルはiPhoneやiPad、MacBookなど各種自社製品からポート類を廃止してきました。その試みの背景には、デザイン上の美しさ、製造コスト、故障率を下げるためなど、さまざまな理由が存在します。
iPhoneシリーズにしても、当初、2021年発売の「iPhone 13」シリーズでは、Lightningポートそのものの廃止が噂されていました。ですが結局、廃止に至っていないのはご存知の通りです。
とはいえ同様に、iPhone 14シリーズでもポートそのものの廃止が囁かれています。しかし大手ITサイトMacRumoursはこの噂を否定しています。
・Apple Watch 7には、高速ワイヤレスデータ転送機能が搭載されている
ただ技術的には、どんどんLightningポートを代替するテクノロジーの開発が進んでおり、前述MacRumoursによれば、Apple Watch Series 7では、60.5GHzの高速ワイヤレスデータ転送を可能にするモジュールが搭載されています。
ただ現状、この技術はApple Storeスタッフがドックを使用してAppleWatchをワイヤレスで復元できるなどApple内部での使用にとどまっており、そのためユーザーが日々の仕様においてこの高速ワイヤレス転送の恩恵を受けることはほぼありません。