【レビュー】『乖離性ミリオンアーサー』。セガガガを思い出すぶっ飛んだ世界観と本格派カードバトル。70点
ゲームレビューコーナー、今回紹介するのはRPGアプリ『乖離性ミリオンアーサー』です。
・ここが○ここが× &レビュー
・レビュー評価:70点
・ユーザースコア:4.5 (AppStore) / 4.1 (GooglePlay)
ここが○ | ここが× |
セガガガみたいに世界観がぶっ飛んでいる | 戦闘がビックリするほど重い |
本格派カードバトルが味わえる | メニュー画面でも重いときがある |
・ゲームの内容
本作はスクウェア・エニックスによるRPGアプリ。人気を博した『拡散性ミリオンアーサー』の続編となります。
ゲーム内容はと言えば、ターン制を用いた4人パーティー制RPGであり、「傭兵アーサー」「盗賊アーサー」「富豪アーサー」「歌姫アーサー」など4タイプの王様候補であるキャラクターたちが、苦難を乗り越えやがて成長していくという王道ストーリー。
プレイヤーは4つのリーダーから選んだアーサーの特徴に合わせてパーティーを組み、ゲームを進めて行く事になります。
[このゲームの良い所]
・王道RPG×ライトノベル風なキャラクターのギャップ。ぶっ飛んだ世界観
本作は、ゲームの世界観は王道なRPGにもかかわらず、キャラクターは中々ぶっ飛んでいます。
さわやかな美形、スタイル抜群の美女、キザっぽい優男、キュートな美少女などなど、一見容貌うるわしいキャラクター達がそろっても、中身はと言えば、どれもこれも一癖も二癖もあるものばかり。
加えて敵キャラクターも絵のタッチに統一感が無く、ワザと異なったものばかりでこれもぶっ飛んだ世界観づくりに貢献しています。
スクエニのRPGでキャラクターぶっ飛んだ設定というと「半熟英雄」シリーズがありますが、これを思い出し、また敵キャラクターから漂うアバンギャルド感は、どことなくセガの伝説のゲーム『セガガガ』を思い出します。
・本格派な戦略性の高いカードバトル
バトルはカードバトル制。これが多様なカードの順番や若くカードに割り振られている「コスト」を活用したりと戦略性が高く、あたかもホンモノのカードゲームを遊んでいるかのような感覚が味わえます。
[悪い所]
・動作が重い
導入部に始まる戦闘グラフィックは家庭用ゲーム機並みにリアルな3Dグラフィック。
「おおさすがスクエニや!」と喜ぶのもつかの間、敵キャラクターがカクカクと動く重い動きにゲンナリ。最新スマホのXperia X Performanceですら重かったので、おそらくほとんどののスマホで重いんでしょう。
いざゲーム本編が始まると、これが打って変わって敵キャラクターが1mmとして動かない2D立ち絵バトルに変わるので違和感があります。
本格グラフィックな3D先頭に切り替わるときがあるのですが、やっぱりその時は重い。
このアプリは2年前にリリースされたものですが、最近のスマホRPGは戦闘グラフィックがとにかく豪華なものが多いので、それらに比べると正直見た目で劣ることは否めません。
ただこのゲームの肝はカードバトルに有るため、ユーザーにとってはきれいなグラフィックは求められていないのかもしれませんが。
加えて3D戦闘でのモッサリ感だけでなくが、メニュー画面やタイトルからのスタート画面でもママもっさり感があって重いのがきついです。
・ゲームダウンロード
iPhone/Android版共に⇓