Galaxy Note 7、「交換後」の製品や「安全なはずの製品」からも出火が起こる
世界各国で爆発・出火のアクシデントを起こしたサムスンの「Galaxy Note 7」。先月には大々的なリコール騒ぎとなりましたが、どうやらリコールだけで騒動が収まったわけではないようです。
・アメリカでは交換品から出火
アメリカでは、Galaxy Note 7の交換品から出火するアクシデントが起きました。この事件が起きたのはテキサス州を本拠とするサウスウエスト航空の機内。
出火が起きたGalaxy Note 7は米国キャリアAT&Tの製品で、2週間前に交換されました。
所有していたユーザーによればこのGalaxy Note 7、交換したことを示す「緑のバッテリーアイコン」が表示されていたとのこと。
・交換されていたことを示す緑のバッテリーアイコン
またこの件を報じたテックサイトThe Vergeが、識別番号を入力して安全性を確認できるサムスンのツールを用いて該当Galaxy Note 7の安全性を確認したところ、「安全な製品」として表示されたそうです。
なお離陸前の事件だったので乗客は全員脱出することができ、幸いにも大事には至りませんでした。
・安全なはずの中国販売の製品でも…
一方、中国で販売されていたGalaxy Note 7から出火したというケースも報告されています。
中国では9月になって販売が開始となったGalaxy Note 7ですが、サムスンからの説明によれば、中国で販売するGalaxy Note 7は不具合を起こしたサムスン製バッテリーを搭載していないため、出火等の不具合は起こらないとのことでした。
この製品についても、ユーザーが端末の識別番号から調べたところ、「安全な製品」として表示されたとのことです。
未だ不穏な動きを見せるGalaxy Note 7の出火騒動、最近ではGalaxy Noteのみならずほかのサムスン製品でも爆発の不具合が報告されており、まだまだ注視が必要かもしれません。