Galaxy Note 7はこのまま製造打ち切り?リコール後9件の爆発事故が報告
【追記:10/11 23:55】
サムスンがGalaxy Note 7の製造・販売の終了を正式に発表しました。
ーーー
リコールとバッテリーの交換後も本体の燃焼・爆発不具合が続くサムスンのGalaxy Note 7。
先日、サムスンが同デバイスの製造を停止したことが各マスコミで報道されたのは記憶に新しいところですが、Galaxy Note 7はこのまま製造が開始されない可能性があるそうです。韓国の日刊新聞、ハンギョレがレポートしています。
・「サムスンは未だ異常燃焼の原因を正確に把握していない」
・本体薄型化・垂直統合モデルの限界もささやかれる
また、これが製造が開始されないことと直接な関係があるかは不明ですが、ハンギョレによれば、リコール後も9件の発火事故が起きているGalaxy Note 7について、サムスンは本体内部のどこに問題があるのかまだ正確に把握できていないそうです。
次世代電池イノベーションセンター初代センター長を務めたパク・チョルワン博士がコメントするには、
「国家技術標準院安全諮問委員会の資料によれば、サムスン電子は新しいギャラクシーノート7を発売した9月末にも、異常燃焼の原因を正確に把握していなかった」
とのこと。
加えて今回の爆発不具合に関しては、ひたすらに薄型化とバッテリー要量増を求める開発姿勢の限界や、コスト追及の結果、サプライヤーがコロコロ入れ替わり技術が伝承されない垂直統合組み立てモデルそへの疑問も投げかけられており、これはサムスンだけでなくスマホ業界そのものを巻き込んで問題が長引きそうです。
・アメリカでは既に販売停止
Galaxy Note 7はすでにアメリカ国内では主要キャリア3社ともに販売停止となっています。
同デバイスは日本でもこの秋冬モデルでの発売が噂されていましたが、これは日本での発売は望み薄なものとなりそうです。