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ソニーモバイルの業績動向を調査。確かに新型4K Xperiaの登場は「ありそう」

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ソニーモバイルの業績動向調査。確かに新型4K Xperiaの登場は「ありそう」

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Xperia XZ

先日4Kディスプレイを搭載した新型Xperiaの噂情報が流れたので、ありうる話なのか現在におけるソニーモバイルのIR・業績動向を少々調べてみました。

結論を先に言えば、確かに4Kディスプレイを備えた新型Xperiaの登場は「ありえそう」といえるようです

長年の赤字体制に悩んでいたソニーモバイルですが、数々の「構造改革」が奏功して2016年度はついに黒字化達成の見込み。そして今後は、日本を中心とした地域での高付加価値モデルの展開に資源を集中させていくようす。

基本的に日本で売られているソニー製スマホは定義上、どれも高付加価値モデルに当てはまるわけですが、IR説明における高付加価値モデルの一例としてXperia Z5 Premiumが取りあげられているのが興味深いです。

さらには「Xperia Z5 Premiumは市場評価・販売実績ともに優れていた」のだとか。

もちろんこれらを引いて即答できるわけではないですが、高付加価値かつ他メーカーとの差別化を行える要因として新型4K Xperiaが登場する土壌は整っていると言えます。

・全世界のスマートフォン市場はますますの成長鈍化

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ポイント:

①:新興国の成長鈍化により市場成長率が減速

②:市場の45%を占める中国・インド・インドネシア・ブラジルも成長が鈍化している

・スマートフォン市場の現状とソニーモバイルが目指す市場

⇒高付加価値モデルへの集中、日本での事業強化・拡大を目指す

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ポイント:

①:成長市場は中~低価格帯デバイスに限られる。だが、この分野は中国・インドメーカーなども多数進出し、競争が激しい

②:一方、高価格帯デバイスを提供できるメーカーは限られている

・参入メーカー数

低価格帯(価格100ドル以下):数百社

中価格帯(同100~250ドル):数十社

高価格帯(同250ドル以上):10社程度

③:ソニーはこの10社程度しか参入メーカーがいない分野に集中して事業展開していく

④:高付加価値デバイスの典型例として挙げられている例、Xperia Z5 Premium

”高付加価値領域の商品を強化して利益の最大化 ⇒Z5 Premiumの高い市場評価と販売実績”のフレーズ

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参考:

過去、低価格帯・中価格帯スマホでの競争にいそしんでいたころ、ソニーはスマホを1台売るごとに26.10ドル(約2,600円)の赤字(一番右の項目)だった。

出典:the overspill

・日本、欧州、中近東地域での事業強化と拡大

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ポイント:

ブラジル、インド、中国など新興国市場(あとは孤立主義的な市場傾向のアメリカ)からは撤退。日本など東アジア、ヨーロッパ、中近東での事業強化を目指す。

・黒字化が見えてきたソニーモバイル

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ポイント:

①:「高付加価値モデルへの集中による製品ミックスの改善」、人員・組織体制のスリム化、研究開発費やバリアント数の削減など諸々の「構造改革」により、2016年度、ついに黒字化を達成する見通し

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参考文献

The Overspill「Premium Android hits the wall: the Q2 2015 smartphone scorecard」2015年9月1日

ソニーホームページ「投資家情報IR資料室」2016年11月9日閲覧

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