【レビュー】Bluetoothスピーカー「OMAKER M6」、85点。スコア&ここが○×
サプライメーカーのOMAKERさんより、4000円ほどのBluetoothスピーカー「Omaker M6」を提供いただきましたので、レビューしたいと思います。
・レビュースコア&ここが○×
レビュースコア:85点(100点満点)
ここが〇 | ここが× |
スマホ大の小さいサイズなのに、迫力ある音量 | 高音域は解像感(音のクッキリさ)が低く、音がこもっている |
ハンズフリー通話が可能 | 大音量で鳴らしていると、スピーカーが微妙に移動する |
価格(4000円程度)以上の音質 | |
「電波が20m届く」というセールスポイントも納得の、長距離通信 | |
バッテリーが持つ(公称12時間) |
そのほかのセールスポイントであるTWS機能(本スピーカーを2台並べてステレオサウンドが可能)は試していないので、評価外としています。
・本体のようす
・天頂部から見たところ
・Xperia X Performanceよりはわずかに大きく、5.2インチXperia Z5よりは小さなコンパクトさ
・Omaker M6の特徴
本製品Bluetoothスピーカー「Omaker M6」の製品のアピールとしては、次のようなものがあげられます。
- デュアルドライバー(3.5W×2 総合7W)によるる本格サウンド
- 普通のBluetoothスピーカーの通信距離10m以内を上回る、20mの距離でも通信が可能
- 12時間連続再生。1度充電すると12時間の連続再生が可能
- IPX5の防水仕様。水に触れても気にせず使うことが可能
- TWS(True Wireless Stereo)機能。2台のM6ポータブルスピーカーを同時にペアリングし、ステレオサウンドを楽しむことが可能
それでは、以下具体的に説明していきます。
・デュアルドライバーによる大音量
本体サイズは14.2 x 4.6 x 7 cm、重さは395g。縦横の大きさは手持ちのXperia X Performanceとほぼ同じのコンパクトさを持ちながら、確かに製品アピール通り大音量。なかなか迫力ある音を鳴らしてくれます。
しかし底面部のゴム部分の仕様か、大音量で音を鳴らしているとスピーカーがわずかながらに移動してきます…。
・20m離れていても音が届く
既存のBluetoothスピーカーをはるかに上回る、20m離れた距離でも通信可能とのことですが、確かにその通りで、そこそこ距離がある場所や壁を何枚隔てていても音が届きます。
コレにはびっくり。
・音質・・・価格以上も高音域には弱い?
迫力あるスピーカーを備えているだけあり、低音や中音域は迫力ある音を鳴らしてくれます。一方で、高音域は少し解像度(音のクッキリ感)が弱く、ぼやけているような感じがしました。
とはいえ、購入価格(3,980円;当時)からすれば及第点以上であるのは確かであり、またもちろん書いている僕は音の素人なので、言っていることが当てになるかはわかりません。
・バッテリー持ちが良いのは確か。容量は1900mAh
バッテリーの持ちの良さも本製品のウリですが、確かにその通りで、ずっと聞いていてもバッテリーが切れる雰囲気がありません。
バッテリー容量は1900mAh、充電時間は4.5時間。iPhoneでは、バッテリー残量も確認できます。
・防水IPX5仕様。浸水は不可だけど、ちょっとした生活防水ならOK
本製品は防水IPX5仕様となっています。まずわかりにいので、IPについての説明から。
IPについて
わかりにくい「IP○○」ですが、IPのあとの最初の数字が防塵、そして2番目の数字が防水性能をそれぞれ示しています。
そして防水等級は次の通り。今回のIPX5の場合、IP5程度の噴流水に対する保護ならOK。防塵機能は無しという意味です。
本製品はXperiaなど防水スマホのような最等級防水性能を備えてはいませんが、ちょっとした生活防水などなら可能です。
・防水IP等級の説明
数字 種類 説明
5 噴流水に対する保護/すべての方向からいきおいのある水流を直接当てても有害な影響がない
6 波浪に対する保護/波浪、またはすべての方向から強いいきおいの水流を受けても有害な影響がない
7 水中への浸漬に対する保護/一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸かっても有害な影響がない
8 水没に対する保護/連続的に水中に置いても有害な影響がない。水没の条件については製造者が規定する。原則的に密閉構造であること
出典:防水規格 IP表記(タキゲン製造株式会社)
・その他:TWS機能、ハンズフリー機能
・TWS(True Wireless Stereo)機能
2台のM6ポータブルスピーカーを同時にペアリングして、ステレオサウンドを楽しむことができます。
・けっこう便利なマイク搭載。ハンズフリー通話が可能
スピーカー本体にマイクを搭載しているため、スマートフォンとのペアリング中はハンズフリーでの通話が可能です
・本体仕様
連続使用可能時間:12 時間
平均充電可能回数:4.5 時間
対応機種:iphone5、iphone6、iphone6s、iphone7、iphone7plus、ipad、Xperia、android、PC(編注:仕様では書いてないですが、手持ちのiPhone 5sでも接続できたことを報告します)
カラー:ブラック
保証期間:18ヶ月間
防水仕様:IPX5(すべての方向からいきおいのある水流を直接当てても有害な影響がない)。防塵性能は無し
ペッケージ内容:M6スピーカー本体×1 、USB充電ケーブル×1 、3.5mmAUXケーブル×1、ストラップ×1&カナビラ×1 、説明書×1&保証書×1
重さ:395g
外部端子:Micro USBポート、AUXジャック
サイズ:14.2 x 4.6 x 7 cm
輸出パワー:2×3.5W THD=10%
周波数:68Hz~20KHz
SN比率:72dB
Bluetooth到達範囲:20mまで
バッテリー容量:1900mAh リチウムイオンバッテリー
ひずみ率:RMS=3.5W、THD=10%
ドライバーサイズ:1.5インチ、4ohm
貯蔵温度:-30度~70度
動作温度:-5度~40度
湿度:25%~75%
Bluetoothプロファイル:A2DP、HSP、HFP、AVRCP
・番外:OMAKERってどんなメーカー?
寡聞にして、今回のお話をいただくまで「OMAKER」さんについてはその存在を知りませんでした。
そのため担当の方に、一体どんな会社であるのか少し伺ってみることにしました。
OMAKERは2002年に設立。香港の隣に位置し、「中国のシリコンバレー」とも呼ばれる中国深セン市に本拠を構えます。スタッフ数は延べ200人以上。
日本だけではなく、米国、イギリス、欧州大陸全土など世界中で製品を販売しているんだそうです。
「今年はもっとよりいい、より便利な製品を販売するよう努力していきます」とは、担当者の方からのコメント。