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フランスはEU先進国でトップクラスに失業率が高い。仏大統領選の背景が分かる経済データ5種類
2002年大統領選での「ルペンショック」も懐かしく、極右候補と急進左派候補が台頭した今回2017年のフランス大統領選ですが、そのような候補者が人気を集める背景として、何があるのか。
フランスの経済指標を見てみることにしました。
①:失業率はEU先進国でも、とりわけ高く
(黄色線がフランス。単位はパーセント%)
データ元:Eurostat
・2016年12月の失業率(季節変動調整済みのデータ)
フランス:9.6%
EU全体:8.2%
イギリス:4.8%
アメリカ:4.6%(2016年6月)
ドイツ:3.9%
日本:2.8%(2017年2月)
参照元:Eurostat、U.S. Bureau of Labor Statistics、総務省統計局ホームページ
②:あらゆる階層がEU先進国内でトップレベルに失業率が高いフランス
6つのグラフは、左上から「中学校卒(義務教育)未満」「移民」「25歳以下」「大学及び職業専門学校卒」「フランス国民」「55歳から64歳」。それぞれの改装で失業率が高い。
グラフ引用元:Financial Times (Thomson Reuters)
③:GDP成長率もアメリカ、イギリスドイツに及ばず…
(赤太線がフランス。2007年を100とする)
グラフ引用元:Financial Times (Thomson Reuters)
④:公的支出率が高く、税金が高い
・GDPに占める公的支出の比率
グラフ引用元:Financial Times (OECD;IMF)
・法人税
グラフ引用元:Financial Times (Thomson Reuters)