【ゲームレビュー】『真空管ドールズ』。ソニーらしいオリジナリティあるゆがんだ世界観とゲーム性。90点
ⅰ)ゲーム内容の紹介
今回紹介するのはアクションレースゲーム「真空管ドールズ」。独特な世界観の下、手に入れた少女のキャラクター”ドール”をカスタマイズしバトルを勝ち上がっていくのがゲームの基本内容。
カスタマイズでの戦略性が重要となる、奥深いゲーム性が特徴となっています。
舞台は科学が進歩したことで、あらゆる魔法が再現出来るようになった近未来。引きこもりで借金を抱えた主人公は「真空管ドール」と呼ばれる人形レース「バウト」に参加することに。
世界観やストーリーがしっかり出来ていて、かつ「ドール」と呼ばれる登場キャラクターそれぞれの個性がたっており、キャラゲーとしては非常に秀逸。
バトルは基本レースゲームですが、相手チームのHPを削ったり、様々な魔法が使えたり、カスタマイズによってゲーム性にさまざまな幅がとられた作りとなっていますす。ただスピードを競いあうだけでなく、障害物を上手くよけたり、アクションゲーム的な楽しみ方が出来るのがグッド。
ゲームの内容としては少しガチャゲー向きではない気がしますが、キャラクターだけでなくパーツにもガチャ要素を加えてバランスを取っているので、課金に対しての抵抗感はあまり感じません。
ⅱ)良かった点
・ソニーミュージックならではの狂った世界観。キャラクターデザイン、世界観のデザインが良い
芸術メーカーの宿命ゆえか、昔から『クーロンズ・ゲート』『東脳』『ガボール スクリーン』など、独特の世界観を持つゲームを多数リリースしてきたソニー・ミュージック・エンタテインメント。
・東脳
・ガボール スクリーン(世界の小室哲哉氏プロデュース)
本作でもその魅力が存分に発揮されており、見た目はただのよくある萌えキャラゲーながら、アジアの雑踏のようなレトロフューチャー感ある街並みや色彩豊かなオブジェクト、かわいらしくもパステルカラーの多用による一種の「ゆがみ」を感じさせるキャラクターなど、どの面を切り取っても個性的。
ありきたりな他のゲームでは感じる事の出来ない、オリジナリティがここにはあります。
【関連するページ】
・物語は割とシンプルでわかりやすい
ストーリーは奥深く細かい設定がされているものの、プレイ中に躓く事もなくわかりやすく進行していきます。
ⅲ)悪かった点
・カスタマイズ画面でのスマホへの負荷が大きい
カスタマイズ画面において、時間が経つと本体が熱くなりゲームが落ちてしまう事がありました。
・レビュー点数&ゲームダウンロード
90点
ソニーらしいオリジナリティあるゲーム性が〇