「今後ゲームのDL販売が100%になる」とテイクツー。「すでに欧米市場のデジタル比率は5 割を超えている」とスクエニ
・GTAシリーズでおなじみのテイクツー
「NBA 2K38がディスクで発売されるとは思わないでください。」
大手ゲームメーカーのテイクツー・インタラクティブのKarl Slatoff氏は、Credit Suisseの第21回年次テクノロジー・メディア・テレコム・カンファレンスにおいて、最終的に物理メディアによるゲームソフトの供給がなくなるとの見通しを示しました。
「長期的に見ると、100%デジタルになると思う」とSlatoff氏。「5年後、10年後、20年後のいずれかにおいてなのかを予測することはできませんが、最終的にはそこに到達すると思います。」と同氏。続いて、次のように切り出します。
「ソニーとマイクロソフトはサービスの面で本当に素晴らしい仕事をしており、Xbox LiveやPSNを利用するユーザーはますます増えています。これらプラットフォームは本当によく開発されているため、想定より速いスピードで速いスピードで物理メディア離れが進んでいる」
とはいえ、もちろんまだまだ小売店も重要な位置にあるのは言うまでもありません。
「実際のところ、小売は依然として私たちのビジネスの大部分であり、私たちの非常に重要なパートナーです。私たちは、その環境をサポートするためにできることをすべてやりたいと思っています。小売業者は非常に強力なマーケティングと流通のパートナーですから。しかし、もう一度、物理メディア離れはコントロールできず、必然的には起こることでしょう」 とのこと。
・「すでに欧米市場のデジタル比率は5 割を超えている」とスクエニ
そういえば、スクウェア・エニックスは先日開催した同社の第3四半期決算において、同社においてはすでに「欧米市場のデジタル比率が5 割を超えている(HDゲームでの話)」ことを明らかにしていました。
Q. HD ゲーム事業のデジタル比率は中長期的にどの程度になると考えているか。
A. 欧米市場のデジタル比率は 5 割程度になっている。ゲーム市場の傾向としては、デジタル販売へ
の移行が進んでいるため 7~8 割程度になると考えている。
参考: