君島社長「18年のSwitchは、HD振動やJoy-Conモーションセンサーカメラを用いた新しいゲームを提供したい」
任天堂の君島社長は朝日新聞のインタビューに答え、2018年の同社の経営戦略についてその一端を明らかにしました。
それによれば、2018年においてはHD振動やモーショントラッキングカメラなどのジョイコンの機能を利用した新しいゲームプレイを提供したいとのこと。
そのほか、VRやMR、キャラクターライセンスビジネスまで話は多岐にわたっており、興味深いものとなっています。
以下、インタビューより抜粋。
◆スイッチの供給について
・任天堂は、スイッチの予想供給量を満たすために最善を尽くした
・顧客が満足しているかどうかは不明だが、小売業者に多くのユニットを配達できたと考えている
◆ Switchがヒットになった理由
・WiiUと異なり、Switchのプレイスタイルが顧客に受け入れられた
・任天堂は家庭用コンソールのコンセプトをこれまでのものから変えた。Switchでは自宅だけでなく、外でプレイすることもできる。コントローラを分割して友人と遊ぶことさえできる
◆スイッチが世帯ごとではなく、1人1台になるかどうか
・家庭内に複数のスイッチを持つ世帯の事例を聞いた
・一方で、スイッチは複数のゲーム機とソフトを購入するには、かなりの金額が必要になる
・だから、3DSのような安価な携帯ゲーム機と共存する理由がある
◆HD振動やカメラなど、2018年での新しいプレイスタイルを使ったゲーム体験について
・任天堂はNintendoSwitchにおいて、HD振動やJoy-Conでのモーションセンサーを用いた新しいゲームソフトを2018年に提供したいと考えている
◆VRおよびAR機能のサポート
・任天堂がやろうと思えば、VRおよびARを用いることはできる
・重要なのは、これらを用いて任天堂のコンテンツをより面白くすることができるか
・現在は何も具体的に発表するものはない
◆ モバイルゲーム
・年間約2〜3タイトルをリリースしたいと思っており、専門部署を立ち上げ、開発計画を立てている
・他の新製品の発売時期を見ながらリリース時期を考えたい
◆ さらなる提携先について
・任天堂はモバイルゲームをさらに拡大したいと考えており、必要に応じ、さらに多くのパートナーシップを追加するかもしれない
・現時点では、発表するものは何もありません
◆キャラクタービジネスの拡大
・かなり良い反応があった
・ユニクロのTシャツ、VANSのシューズなどが人気
参考: