睡眠用おすすめガジェットと、睡眠と健康に関するエビデンス4つ
・このページは?
最近人気の、睡眠を計測するガジェット製品。
加えて知っておくと役立ちそうな「睡眠と健康に関するエビデンス」を紹介しています。
【人気の睡眠計測デバイスを紹介!】
人気の製品を紹介しています。
・ガーミン:Vivosmart 4
2018年10月発売、価格:16,200円ほど
比較的お求めやすい価格ながら、歩数計、リアルタイムの心拍数計測、ストレス計測、リラックスタイマー、最大酸素摂取量など様々な計測が可能なことで人気の活動量計。
【スペック】
ディスプレイ:OLED
解像度:128×48
バッテリー:7日間
防水性能:スイム
測位方式:
連続心拍数計測/活動量データ:〇
睡眠モニタリング:〇
フィットネストラッキング :〇
VO2max計測:〇
水泳データ:〇
時計機能:〇
【睡眠計測デバイスとしてのポイント】
睡眠時における、
・浅い眠り
・深い眠り
・レム睡眠
・覚醒、起床状態
および体の動きといったものを細かく記録することが可能。
・筆者計測のある日の睡眠活動のようす(vivosmart 3)
・ファーウェイ:Huawei Band 3 Pro
【スペック】
ディスプレイ:0.95インチAMOLED
解像度:240×120
バッテリー:10日間
防水性能:5ATM
測位方式:スマホGPS
HUAWEI TruSeen 連続心拍数計測/活動量データ:〇
HUAWEI TruSleep 睡眠モニタリング:〇
フィットネストラッキング :〇
VO2max計測:〇
水泳データ:〇
時計機能:〇
アプリ通知機能:〇
【睡眠計測デバイスとしてのポイント】
「HUAWEI TruSleep 睡眠モニタリング」を搭載。
ハーバードメディカルスクールCDBセンターに認証された睡眠モニタリング機能で、自己の睡眠状態をから200パターン以上のアドバイスをしてくれます。
・Withings(Nokia)/スマート睡眠パッド
価格:1万5000円ほど
ベッドに敷くマットタイプの睡眠計測デバイス。
アプリと連動し、「呼吸の乱れ検知」「睡眠分析」「睡眠改善ポイントの確認」「いびき分数検知」「睡眠スコア」などが可能。
・パラマウントベッド:アクティブ スリープアナライザー
発売日:2019年6月1日
価格:5万円
パラマウントが医療現場で培ったテクノロジーによって、心拍、呼吸、体動などからモニタリングして眠りを採点。
横になるだけでモニタリングを行い、専用アプリ「Active Sleep App」で眠りの状態を可視化、データとの比較や睡眠スコアの採点、改善へのヒントを表示してくれます。
・プロモーションビデオ(兄弟商品のアクティブスリープベッド)
【睡眠と健康に関するエビデンス】
ここからは、睡眠と健康に関するちょっとしたトピックを紹介。
①:深い睡眠が重要
ロチェスター大学メディカルセンターの研究によれば、睡眠は「脳の老廃物」を除去するために重要であるそう。
また深い睡眠であればあるほど老廃物除去に良い模様。
「脳の老廃物を排出する際において、睡眠は極めて重要なファクターである」と語るのは、同大学メディカルセンターで今回の研究を行ったマイケン・ネダーガー氏。
②:「二酸化炭素の濃度」にも気を付けよう
あまり目が向かなそうなことですが、「二酸化炭素の濃度」も重要なんだそう。
さまざまな国の学生を集めて行われた睡眠実験では、
眠る際に「部屋の換気」を行うだけで、
・睡眠の質が有意に向上
・睡眠の質を測る尺度「フローニンゲン睡眠品質尺度(GSQS)が改善
・被験者は翌日気分が良く、眠気も少なく、集中力が高まった
・論理的思考尾能力を示すテストでも、パフォーマンスが向上
など、さまざまなメリットが報告されています。
③:「睡眠の寝だめ」は良くない。太るし、体にも悪い
休日に一気に寝る、「寝だめ」は体にとって良くないのだそうです。
コロラド大学ボルダー校の研究チームが行った「寝だめ」を再現した実験によれば、寝だめをすると・・・
・食事量の増加
必要以上に食事をするように⇒体重増加に
・肝臓と筋肉のインスリン感受性、血糖調整レベルが下がる
⇒血糖値を調整する能力が下がる
といったデメリットが報告されています。
④:動画や音楽などの「ながら」寝は、睡眠障害を起こしうる
最近ではスマホの普及により、身近になった動画や音楽などの「見ながら・聴きながら」の睡眠。
ただこれは健康にとって良くないそう。
ジョンズ・ホプキンス大学で睡眠科学を研究するレイチェル・サラス氏は「光や音を浴びながらの睡眠は、睡眠障害を引き起こす可能性がある」としています。