クアルコム、PC向け新型チップ「Snapdragon 8cx」を発表。Win 10向けに一から開発された初めてのクアルコム製SoC
ハワイで開催中のイベント、”Snapdragon Summit”において、クアルコムはWindows 10用向け新型チップセット「Snapdragon 8cx」を発表しました。
・プロモーションビデオ
・Windows 10 PC用に一から開発された初めてのクアルコム製SoC
クアルコムによるPC向けチップセット言えば、思い浮かぶのが「Snapdragon 850」ですが、Snapdragon 845の改良バージョンだったSnapdragon 850と異なり、今回の”8cx”は、Windows 10 PC用に一から開発された初めてのクアルコム製SoC。7nmプロセスで製造されるこの新型チップは、2019年第3四半期に搭載製品を出荷するとしています。
気になる性能面についてですが、「Snapdragon 850の2倍のパフォーマンス」とクアルコムは説明。電源効率も60%向上したそうです。
またサイトWindows centralは、ネイティブWindows ARMアプリケーションを実行しているときの8cxのパフォーマンスは、「Intel Core i5シリーズのCPUに匹敵する」としています。
現にSnapdragon 850においてさえCPUベンチマークスコアではCore i5 6300U 2.4GHz(Passmark 4370点)を上回っており、新型スナドラ8cxの期待は高まるところ。
ほかSnapdragon 8cxの特徴としては、デュアル4K HDRディスプレイ対応、ダウンロード速度最大2Gbps、クアルコム第4世代AIエンジン搭載、NVMe SSDサポート、CortanaとAlexaの音声アシスタント対応、Bluetooth 5.0サポート、Windows 10 Enterprise認定、QuickCharge 4+サポート、バッテリー持ち「数日」など。
搭載製品の登場に期待したいところとなっています。