クアルコムがイベント開催。Snapdragon820の各種ベンチマークスコアが公開される
来年初頭のリリースが予定されているクアルコムの新型チップセットSnapdragon820。クアルコムは同チップセットについて北京でイベントを開催、イベントではSnapdragon820を搭載したリファレンス端末が登場して数種類のベンチマークテストが行われました。
XperiaZ5シリーズにも採用されているSnapdragon810と比べてCPUパフォーマンス、電力効率は2倍、GPU性能は40%、DSPはパフォーマンスが3倍、電力効率が10倍に改善しているというSnapdragon820ですが、ベンチマークスコアはどのような結果が出たのでしょうか。
1.Antutu 6.0
⇒13万点越え。スナドラ810比で1.7倍のスコア
総合性能を計測するAntutuベンチマーク6.0。中国のテックサイト、gizchinaでは131,648点を計測。ほかのサイトの計測でも12万点を超えるなど、高いスコアをたたき出している様子。
なおAntutuベンチマークは最新版バージョン6.0からスコア算定が変わり、これまで6万点弱だったXperia Z5のスコアも76,000強のスコアとなっています。
2.Geekbench3
CPU性能を計測する「Geekbench3」。海外テックサイトの Tom’s HARDWAREが詳細スコアを報じています。Snapdragon820はスナドラ820スコア比でシングルコアがおよそ2倍、マルチコアが20%の性能アップとなっています。
・シングルコア
・マルチコア
3.GFXBench
グラフィック性能を計測するGFXBench。異なるデバイスで性能比較が可能なマンハッタンオスクリーンでのスコア。Snapdragon820はスナドラ810スコア比で2倍、iPhone6sに搭載の A9も超えてトップに立っています。