任天堂の有名キャラクターが登場するスマホソフトが今年にも登場
任天堂の君島社長は毎日新聞のインタビューに応じ、任天堂が自社の有名キャラクターが登場するスマートフォン向けアプリを年内にもリリースすることを示唆しました。
「任天堂のソフトの世界、キャラクターに触れる人を世界中で増やす」という願いを出発点にしたい。任天堂のキャラクターを映画やテレビアニメに登場させることも視野に、賛同してくれる外部企業と交渉を進める。また、スマホ向けを含め、任天堂のソフトで遊んだだけでポイントがもらえる枠組みを3月に始める。任天堂の著名キャラクターが登場するスマホ向けソフトは、年内に出せるよう頑張りたい。」
やっぱりマリオが登場?
さて任天堂のスマホ向けソフト第1弾として登場するMiitomo(ミートモ)について、ウェドブッシュセキュリティーのアナリスト、マイケル・パクター氏は「ミートモはリリースされれば、ダウンロード数は1億に達し”ユーザー数では”成功を収めるだろう。
だが、収益面では2016年発売のソフトでトップ100に入らない。なぜならミートモはフェイスブックとそれほど違いがないからだ。フェイスブックをやっていない、より低年齢ユーザーにはウケるだろうが、彼らは課金できない」としています。
アナリスト「任天堂のスマホソフト第2弾はマリオで、リリースされれば2億ダウンロードを越える」
加えてパクター氏は「ミートモは収益目的ではなく、ユーザーそれぞれに(Miiのような)アバターを作らせ、ほかの任天堂ゲームで使用させることが目的だろう。
そして任天堂のスマホソフト第2弾はより親しみやすい”マリオ”のようなゲームで、これはリリースされれば2億ダウンロードを越え、収益面でもスマホゲームトップ20、いやもしかしたらトップ10に入るだろう」と述べました。
確かに、これは任天堂の君島社長だったかDeNAの社長だったかが、去年ミートモを発表した際に行われた米・ウォールストリートジャーナル紙のインタビューで『あまり皆が期待するようなソフトではない『Miitomo』をスマホ第一弾にしたのは「ワザと」であり、今後はより大きな弾を撃っていく』のようなことを答えていたように思います(ソース探したけど見つからず。そのため間違っている可能性あり)。
いずれにしろ、今後は皆が期待するような任天堂のゲームがスマホでも登場しそうとのことで、これは期待していいのかしないほうがいいのか、未だにスマホゲームに対して微妙な視線を送ってしまう昔ながらのゲームユーザーとしては何とも複雑な気分です。
参考文献
毎日新聞「自社キャラを活用 任天堂社長・君島達己氏」2016年1月15日
gamesindustry.biz ”The events that will define 2016”