ソニー副社長が決算報告で気になる発言。17年発売iPhone 7sでデュアルカメラが採用?
ソニーの2015年第3四半期(10〜12月)の決算発表では、副社長でありCFOを務める吉田 憲一郎氏の口から「デュアルカメラ市場が本格的に立ち上がるのは2017年」との発言が飛び出しました。
この発言は決算発表の質疑において、アナリストからデュアルカメラセンサー市場の立ち上がりを質問されて行われたもの。
良く知られるように、ソニーのスマホ用イメージセンサーのシェアは47%超と、世界一のシェアを誇っています。
吉田氏:そう来年2017年には、主たるスマートフォンメーカーにより、いわゆる”デュアルレンズカメラ”のプラットフォームが立ち上がることとなります。
これまでに申しましたように、ここ最近、我々ソニーのハイエンドスマートフォン市場は停滞中であり、それゆえメジャーなスマートフォンメーカーによって、デュアルカメラの需要や製品スケジュールが影響されることになる。
ですから、実際にスマートフォン用デュアルカメラのレンズ需要が立ち上がるのは、2017年からとなります。
具体的なメーカー名は差し控えられたものの、ここで出てくる「主要なスマートフォンメーカー」は、アップルないしサムスンのことと思われます。アップルはこれまでのiPhoneシリーズでソニー製イメージセンサーをこれまでにおいて採用、最新iPhone 6s/6s Plusでも用いました。サムスンも同様です。
アップルがiPhone 7以降でデュアルカメラを採用とのうわさは、これまで度々話題に上っています。
2016年Xperia Z6・Z7でデュアルカメラが搭載?
またこの言い方が興味深いですね。
この口調だと、「ソニー製スマホ(Xperia)で2016年にデュアルカメラを用いるけど、ソニーのスマホシェアはあまり大きくないから、本格的にデュアルカメラレンズ市場は立ち上がることはない。デュアルカメラセンサー市場が本格的になるのは、アップルやサムスンがデュアルレンズを買ってくれる2017年からだよ」とも読み取れます。
さてさて、2016年登場と見られるXperia Z6/Z7、またiPhone 7/7 Plusでは、デュアルカメラは搭載されるんでしょうか。