ソニー、Xperia Xを発表。曲面ラウンドエッジデザインとメタルボディ、先読みAF、前面カメラ1300万画素、2倍長持ちバッテリーなど

ソニーは開催中の世界最大級のモバイル関連展示会「MWC’16」に関連し、中価格帯端末「Xperia X」を発表しました。

ソニーのデジタル一眼カメラαのエンジニアとの共同開発により、新たにPredictive Hybrid Autofocus（先読みオートフォーカス）を搭載。

被写体の動きを予測することで、正確に被写体を捉え、ブレのない美しい映像の撮影を可能にする。これによりこれまで以上に、動く被写体の写真撮影が容易になった。

最大2日間の長時間バッテリーを実現。加えてアメリカQnovo(キューノボ)社のバッテリー制御技術を導入し、バッテリーの状態に合わせた充電を行うことでバッテリー寿命を約2倍にまで長持ちさせることが可能になった。

・「バッテリー寿命約2倍技術」のすごさ

メリット①：充電時間が早くなる

普通の充電方法の3倍近い速さ。

メリット②：バッテリーの寿命が2倍に伸びる

Qnovo技術のナシ(左)とアリ(右)の違い

バッテリーはこれまで1年ほどの使用で、性能がかなり落ちていた。これが改善され、寿命が約2倍に。

Xperia X Performance搭載、Qnovo「2倍長持ちバッテリー技術」とは何がすごいのか。充電時間とバッテリー寿命が劇的に改善。スマホ初搭載

クアルコム社の最新プロセッサー「Snapdragon820」を搭載

素材と質感にこだわり、丸みを帯びたフレームと、iPhoneなどでも採用されているフチがカーブさせた2.5Dラウンドエッジデザインを採用し、手のひらになじむ持ちやすいフォルムを追求。

ラウンドエッジデザインは持ちやすさに加え、耐衝撃性も強化される。

・ラウンドエッジ加工＝フチを丸く

背面ボディには金属素材を採用。一定方向に髪の毛ほどの細かい傷をつける「ヘアライン加工」も加わり、高級感が演出されている。

・ヘアライン加工した金属(左3つ)と、未加工状態の金属(右1つ)

本体カラーはホワイト、グラファイトブラック、ライムゴールド、ローズゴールドの4色が用意。

専用のスタイルカバーが発売予定。

画素数の向上に加え、少量光下(暗い場所)でも明るい撮影が可能になった。

Xperia Z5と同じくIP68防水防塵性能有りとソニー牧田氏が回答。なおスペックがほとんど同じ「Xperia X Performance」と「Xperia X」だが、Xperia Xには防水防塵性能は無いとのこと。また、Z5と同じくオープンジャック防水。

・紹介ビデオ

・スペック(Xperia X PerformanceとXperia Xの比較)

モデル	Xperia X Performance	Xperia X
OS	Android 6.0	Android 6.0
サイズ		69.4 x 142.7 x 7.9mm
重さ	164.4 g	153g
ディスプレイ	5インチ曲面デザイン	5インチ曲面デザイン
解像度	フルHD	フルHD
チップセット	Snapdragon 820、2.15GHz	Snapdragon 650
メインカメラ	2300万画素、Predictive Hybrid Autofocus（先読みオートフォーカス）、電子型手振れ補正、ISO12800、F値2.0、1/2.3型	2300万画素、Predictive Hybrid Autofocus（先読みオートフォーカス）、電子型手振れ補正、ISO12800、F値2.0、1/2.3型
フロントカメラ	1300万画素、ISO6400メインカメラ同様、少量の光の下でも撮影が可能に	1300万画素、ISO6400 メインカメラ同様、少量の光の下でも撮影が可能に
メモリ	3GB	3GB
ストレージ	32GB(うち20GB 使用可能)	32/64GB
通信	LTE Cat.9、Wi-Fi、NFC、Bluetooth 4.2	LTE Cat.6、Wi-Fi、NFC、Bluetooth 4.2
Wi-Fi	IEEE802.11 a/b/g/n/ac	同左
ポート	microUSB/USB 2.0	同左
バッテリー	2700 mAh、2日間バッテリー、2倍長持ちバッテリー制御、Quick Charge 2.0対応、10分の充電で5.5時間分使用可能	2620 mAh、2日間バッテリー、2倍長持ちバッテリー制御
防水/防塵	IP68(Xperia Z5と同じ)	なし
指紋認証	○	○
SDカード	microSDXCに最大200GBまで対応	同左
本体カラー	ホワイト、グラファイトブラック、ライムゴールド、ローズゴールド	同左

参考文献

開成工業株式会社ホームページ