今月4月10日に発売されたAppleの新型MacBookですが、ベンチマークソフトでの計測の結果、ベンチマークスコアがiPad Air 2と同程度であることがわかりました。通常、ベンチマークスコアはPC/タブレットデバイスにおけるCPU/GPU他諸々の性能の判断指標として用いられます。
5デバイスでベンチマークスコアを測定
測定を行ったのは、テック系海外サイトのSixColorsです。同サイトでは今回、新型MacBookを含めた次の全5デバイスに対して計測ソフト「GeekBench」を用いてベンチマークテストを行いました。
・新型MacBook(MB)
・ MacBook Air (Mid 2012),Core i5モデル,13インチ(MBA2012)
・ MacBook Air (Mid 2013),Core i7モデル,11インチ(MBA2013)
・ MacBook Air (Mid 2011),Core i7モデル,11インチ(MBA2011)
・ iPad Air2
さてSixColorsによるGeekBenchベンチマークテストの結果は、次のグラフの通りです。
上:シングルタスクでの性能 下:マルチタスクでの性能
マルチコアでは新型MBはiPad Air 2と同程度のスコア
グラフから何が読み取れるでしょうか。まずシングルコアでの計測結果からは、新型MacBookはMBA2011とMBA2012の中間程度のスコアであることがわかります。一方でマルチコアでの計測結果からは、MBA全機種を下回り、iPad Air2と同程度の計測結果であることがわかります。
さて、この計測結果から何が読み取れるでしょうか。Nexus9やSHEILDタブレットといった高性能Androidタブレットにも性能面で肩を並べるといわれるiPad Air2の優秀さにほれぼれとするか、それともPCとは思えない新型MacBookの性能の低さに唖然とするか・・・。
どちらの判断にも迷いますが、いずれにせよ、新型MacBookにiMacでのような複雑なタスクを要求することは難しそうです。
参考文献