UQ「ギガ放題」ユーザー訴訟、東京高裁がUQ側に賠償命じる
UQコミュニケーションズが提供する無線データ通信サービス「ギガ放題」について、広告で強調されていた「データ量制限なし」「速さもデータ量もギガヤバだ!」といった謳い文句に対し、実際は速度制限があったとしてユーザーが訴えていた裁判。
ユーザー側の訴えを退けた1審とは逆に、東京高裁は18日の第2審判決において会社側に慰謝料など2万円余りの賠償を命じました。
・弁護士「画期的な判決」
NHKニュースは次のように伝えています。
インターネットの通信サービスで「ギガ放題」というプランを契約した男性が広告とは異なり、実際には速度制限があったとして通信会社などを訴えた裁判で、東京高等裁判所は1審とは逆に会社側に対し賠償を命じる判決を言い渡しました。
(中略)
1審では訴えが退けられましたが、18日の2審の判決で東京高等裁判所の野山宏裁判長は「当時の広告は速度制限について豆粒のように小さな字で目立たない場所に記載していた。また、契約の際に十分な説明もなかった」などとして、会社側に慰謝料など2万円余りの賠償を命じました。
通信サービスの広告について消費者庁が誤解を与えるなどとして行政処分を出したことはありますが、男性の代理人の平野敬弁護士によりますと裁判で賠償が認められるのは珍しく画期的な判決だということです。
(後略)
UQのみならず、日本における通信サービスの広告は基本的にわかりづらいものですが、この判決が今後、各方面に影響を及ぼすことになるのでしょうか。