気になる、Xperiaと関係が深いJDIの有機ELディスプレイ。5.5型HDR、10万コントラスト比
ここ最近、Xperiaと有機ELディスプレイの関わりが明らかになっていますが、こうなると気になるのがジャパンディスプレイ(JDI)が現在開発中である有機ELディスプレイ。
JDIの公式ホームページでは、同社の5.5インチ有機ELディスプレイが次のように説明されています。
なおこのOLED、解像度は1920×1080のフルHD、明るさ(輝度)は700カンデラとモバイルHDR基準、コントラスト比はさすがにOLEDだけあって1:10万となっています。
・JDIホームページより
有機ELディスプレイは高コントラスト・薄型を実現する次世代ディスプレイ技術です。自発光型ディスプレイのため高いコントラストが得られます。また、バックライトが不要なため超薄型の構造となります。
モバイル製品として代表的なスマートフォンのディスプレイは、高精細なFull-HDやWQHDが 主流ですが、従来の有機EL技術では精細度に限界がありました。当社では、高精細化に 適したAdvanced-LTPS(バックプレーン技術)とAdvanced-SBS(フロントプレーン技術)で 高画質な表示を目指します。
・仕様
仕様 | 画面サイズ | 5.5型 |
---|---|---|
画素数 | 1080×1920 (Full-HD) |
|
精細度 | 401ppi (real) | |
ピーク輝度 (10% area) |
>700cd/m2 | |
コントラスト比 | >100,000 | |
プロセス | バックプレーン | Advanced-LTPS |
フロントプレーン | Advanced-SBS |
このJDI社のOLEDは2019年の量産化に向けて開発中。日本経済新聞の報道は次の通り。
有機ELで日本初の量産へ JDI、1000億円増資へ
ジャパンディスプレイ(JDI)グループのJOLED(ジェイオーレッド)が、有機ELを低コストで生産できる独自方式の開発にメドを付けた。
量産に向け1000億円の投資資金を集めるため、ソニーやキヤノンなど国内数十社に出資の打診を始めた。
2019年にも量産を開始する予定で、先行する韓国勢に比べテレビ向けパネルを最大4割安くできる見通し。
出典:2017/10/4 日本経済新聞
参考:
2017年10月4日日本経済新聞
ジャパンディスプレイ公式ホームページ