iPhone 15・15 Pro/Pro Max、リークスペック情報まとめ
更新情報
5/29:「2:iPhone 15・15 Proシリーズのスペック表」「7:iPhone 15・15 Pro・15 Pro Maxの本体リークデザイン」
1:発売時期・発表時期
製品名:「iPhone 15」「iPhone 15 Plus」「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Ultra」の4機種
発売時期・発表時期:2023年9月
New→2:iPhone 15・15 Proシリーズのスペック表
モデル | iPhone 15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max |
性能 | 標準性能 | 標準性能 | 高性能 | 最高性能 |
画面サイズ | 6.1インチ有機EL | 6.7インチ有機EL | 6.1インチ有機EL | 6.7インチ有機EL |
ノッチデザイン |
Dynamic Island(ダイナミック アイランド) |
|||
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz | 120Hz | 120Hz |
常時表示ディスプレイ | × | × | 〇 | 〇 |
チップセット | Apple A16 | Apple A16 | Apple A17 | Apple A17 |
メモリ | 6GB | 6GB | 8GB | 8GB |
メインカメラ | ・2眼デュアルカメラ | ・3眼トリプルカメラ+ToFセンサー
4800万画素メイン+1200万画素超広角+1200万画素望遠+ToFセンサー |
||
センサーサイズ | 不明 | 不明 | 1/1.28インチ(メイン)+不明+不明 | |
ポート | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C |
3:全モデルでDynamic Island(ダイナミック アイランド)を搭載
・iPhone 15でもダイナミック アイランドを搭載
iPhone 14 Pro・14 Pro Maxで搭載された新機能、「Dynamic Island(ダイナミック アイランド)」。
アナリスト情報によると、2023年のアップル「iPhone 15」シリーズでは、このダイナミックアイランド機能がiPhone 15シリーズのすべてのモデルで搭載されます。
・予想デザイン
・常時表示機能などは搭載されない機種もある
そのほかディスプレイ情報としては、標準モデル「iPhone 15」「iPhone 15 Plus」では「Proモーションディスプレイ」「常時表示ディスプレイ」の両機能は搭載されません。
4:最高性能モデル「iPhone 15 Ultra」が登場→計画変更へ
・「iPhone 15 Pro Max」の代わりに登場、とされていた
複数アナリストのレポートによると、2023年のモデルでは、iPhone Proとカメラ性能などが異なる最上位モデル「iPhone 15 Ultra」が登場すると見られていました。これは「iPhone 15 Pro Max」の代わりとして発売される最高性能モデルとのことでした。
・最高性能スペックを備える
スペック的には前面カメラがデュアルカメラ(2眼カメラ)になるほか、ストレージは256GB~に。そしてUSB-Cポートを搭載します。
・リリース計画の変更
ただ、2023年春ごろまでには計画が変更され、結局Ultraモデルは2024年のモデル「iPhone 16」シリーズまでリリースが延期されるものなりました。
iPhone 15 Ultraが発売されないことになった結果、iPhone 15シリーズでの最高性能モデルはこれまで通り「iPhone 15 Pro Max」が担うこととなります。
5:カメラズーム性能が大幅アップ。ペリスコープカメラを装備、光学10倍ズームを搭載か
・ペリスコープレンズを搭載。高倍率光学ズームが可能に
TFインターナショナル証券のアナリスト、Ming-Chi Kuoによる2022年1月のレポート。それによると、「iPhone 15 Pro」シリーズでは、ペリスコープカメラ機構レンズを搭載します。
ペリスコープレンズとは、反射鏡やプリズムなどを複数設置する機構。これにより、スマートフォンの小さなデバイスの中に、高い光学倍率を可能とします。
・10倍以上の光学ズームを搭載
調査会社TrendForceによれば、最上級モデル「iPhone 15 Pro Max(iPhone 15 Ultra)」は、10 倍以上の光学ズームを搭載するとのこと。
現行モデル「iPhone 14 Pro Max」では、最大3倍光学ズームの搭載となっており、10倍光学ズーム搭載となると、大幅な性能アップとなるようです。
・望遠カメラそのものの性能はそのまま変わらず
なお、著名リーカーのRevegnus氏によれば、望遠カメラのイメージセンサーそれ自体はiPhone 14 Pro Maxのものと同じセンサーが引き続き採用されます。
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6:画面指紋認証機能の搭載、Touch IDの復活
当初、iPhone 14 Proシリーズでの搭載が噂されていた「ディスプレイ指紋認証機能」ですが、ここ最近ではiPhone 14 Proではなく。iPhone 15 Proシリーズでの初搭載が期待されています。
・複数の専門家が予測
まずTFインターナショナル証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が、iPhone 2023年モデルでの画面指紋認証機能の搭載を予測。
また、ディスプレイコンサルタントのロス・ヤング氏は、「Face IDカメラは2023年または2024年までディスプレイ下に移動しない」としています。
New→7:iPhone 15・15 Pro・15 Pro Maxの本体リークデザイン
・iPhone 15 Pro
22年2月下旬に本体CADデザインが、23年4月には本体デザインがリークされたiPhone 15 Pro。
【ポイント1】USB-Cポートの搭載
以下はiPhone 14 Pro(左)とiPhone 15 Pro(右)の比較。ベゼルフチがさらに薄くなっているのが分かります。
【ポイント2】エッジデザインの変更
【ポイント3:ミュートスイッチが廃止、ミュートボタンに】
これまであった「ミュートスイッチ」が廃止され、新たに「ミュートボタン」になりました。
・iPhone 15
フロント面では、新たに「ダイナミックアイランド」が採用。ノッチ部分が小さくなりました。一方でメインカメラは、デュアルカメラのままです。
・iPhone 15 Pro Max(iPhone 15 Ultra)
メインカメラは3眼トリプルカメラのまま。一方で、フロントカメラがデュアルカメラとなっています。
なお「iPhone 15 Pro Max」と「iPhone 15 Pro」の違いは画面サイズのみで、基本的なデザイン・性能は変わりません。
・メインカメラの厚み部分はなおも健在です。
8:サムスンディスプレイの独占供給崩れる iPhone15 ProにBOE製も
韓国の業界紙、The Elecからのレポートによると、iPhone 15 Proでは有機ELディスプレイのサプライメーカーに、新たに中国BOEが加わる可能性が高い、0とのこと。
現状、「iPhone13 Pro」および「iPhone 13 ProMax」のディスプレイを供給するのは、業界最大手のサムスンディスプレイのみ。
BOEはこの現状を打破するべく、最大120Hzの可変リフレッシュレートを可能とする高性能OLED LTPOディスプレイの歩留まり率の改善を行っている模様。
9:音量・電源キーの物理機構が廃止
証券アナリストのミンチー・クオ氏によりますと、上位モデル「iPhone 15 Pro」では、音量・電源キーの物理機構が廃止されるとのこと。
代わりに、タッチセンサーとTaptic Engineの触覚フィードバックを用いたソリッドステート式機構に変更される模様。
ユーザー側のメリットとしては、物理機構がなくなることにより、故障率が少なくなります。
(3/6)
Due to this design change, the number of Taptic Engines used in each iPhone will increase from the current one to three. As a result, the existing Taptic Engine suppliers, Luxshare ICT (1st supplier) and AAC Technologies (2nd supplier) will be significant beneficiaries.— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) October 28, 2022
10:自社製4nmモデムチップを搭載
現在はクアルコム製のセルラーモデムチップを搭載するアップルですが、報道によれば、同社はチップセット「Apple M1」「Apple A14」等に続き、モデムチップセットに関しても自社による開発に取り組み始めました。
このアップル製モデムチップですが、製造プロセスは4nm。実際の製造は台湾TSMCが担当します。
導入時期に関しては、日経アジア2021年11月のレポートでは「2023年」、著名アナリストミンチー・クオ氏も同じく「2023年」。としていました。
ただ最近では、アメリカの経済メディアBloombergが「2024年から」とするなど、2023年導入は厳しいとの意見の方が多くなっています。その場合、2023年iPhone 15シリーズでは、これまで尾と同じく、米クアルコムの5Gモデムが搭載されます。
・アップルの通信のモデムへの取り組み
アップルは2019年、インテルのモデム事業を10億ドルで買収しました。最近ではクアルコム元従業員を積極的に雇用しており、モデムチップの開発に意欲的な様子がうかがえます。
11:新たに、「Wi-Fi 6E」に対応
投資会社バークレイズが出した2023年1月のレポートによると、iPhone 15シリーズでは新たに 「Wi-Fi 6E」に対応します。
・Wi-Fi 6とは
「Wi-Fi 6E」は最新の無線通信規格で、これまでのWi-Fi 6では対応していた電波が2.4HGz帯と5GHz帯だけだったのに対し、6GHz帯にも対応。より広い電波帯に対応するようになっています。
なお最大通信速度は9.6Gbpsとなっています。
・iPhone 14シリーズとiPhone 15シリーズ、対応する無線通信規格の違い
モデル | 対応する無線通信規格 | 対応する電波帯・周波数 | 最大通信速度 |
iPhone 14シリーズ | Wi-Fi6 | 2.4GHz帯/5GHz帯 | 9.6Gbps |
iPhone 15シリーズ | Wi-Fi6E | 2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz | 9.6Gbps |
12:iPhoneシリーズ、販売台数が絶好調
2022年Q1(1月~3月)における、スマートフォン出荷台数ランキングは次の通り。
1位:サムスン(7360万台)
2位:Apple(5650万台)
3位:シャオミ
4位:OPPO
5位:vivo
どのメーカーも出荷台数を大きく落とし、OPPOやvivoに至ってはそれぞれ約27%、28%ものマイナスとなった中、アップルは前年同期比2.2%増の5650万台を達成。主要メーカーの中では唯一、好調さをキープしています。
13:USB-Cポートの搭載、転送&充電速度アップ
・アナリストの主張。USB-Cポート搭載、転送速度アップ
証券会社IHSマークイットのアナリスト、ミンチー・クオ氏の2022年5月レポート。それによれば、「iPhone 15」シリーズでは「iPhone 15」「iPhone 15 Plus」「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Pro Max」、すべてのモデルにおいてUSB-Cポートが採用されます。
・iPhone 15 Proは転送速度&充電スピードアップ
ただし、高速転送スピードとなるのは上位モデルの「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Pro Max」のみ。
標準モデル「iPhone 15」「iPhone 15 Plus」では、これまでと同じくUSB 2.0(Lightning)相当の転送スピードになるようです。
・充電速度もアップ
またクオ氏曰く、「USB-Cの搭載で、有線充電速度もアップされる可能性がある」とのこと。
・アップル幹部がUSB-Cポート搭載を認める
EUで販売されるすべてのスマートフォンに対し、USB-Cポートを義務付けた法律が2022年6月に可決。それを受け、アップル幹部がiPhoneへの将来的なUSB-Cポートの搭載を認めました。
この法律の対象機種は、2024年の秋からとなっています。
14:2TBストレージモデルが登場との噂
2021年10月のレポートによれば、今後のiPhoneでは2TBストレージモデルが登場する可能性があるとのこと。現状、2022年のモデル「iPhone 14」シリーズでは1TBが最大記憶容量となっています。
・2TBモデルが登場する理由
このような話が出てくる背景には、「スペックアップ著しい、スマートフォンのカメラ性能」があります。
例えば、iPhone 13 Proシリーズで新搭載された「ProResビデオ」を4K解像度/30 fpsで録画するには、膨大な記憶容量が必要となります。実際、iPhone 13 Pro・13 Pro Maxの128GBバージョンでは、ProResビデオは1080p/30fpsでしか撮影できません。
とはいえこの話、中国サイトが情報元なのであくまでも怪しい噂の一つにあるにすぎません。
15:側面部のキーが感圧式、バッテリー容量アップか。本体素材もチタン式に
ボリュームキーやミュートボタンなど本体サイド部にある各種キーは、新たに「感圧式キー(ハプティックキー)」を採用します。
MacBook Proなどでも採用されている感圧式キー。メリットとしては、この機構の採用により可動部分が必要なくなるため基盤スペースに空きが発生。それにより、バッテリー容量の増量➾さらなるバッテリー持ちの向上が期待できます。
・本体素材も変更
また本体素材も新たに「チタン製素材」になるとのこと。この素材は、『軽さ』『強さ』『錆びなさ』で優れており、本体軽量化と強固化、本体長持ち化といったメリットが期待できます。
こちらは上位モデル「iPhone 15 Pro」「同 Pro Max」のみの搭載になる見込み。
16:ポートそれ自体が廃止?気になる新テクノロジー
・アップルは自社製品からポート類を減らそうとしている
3.5mmヘッドフォンジャックの廃止が典型的な例ですが、これまで、アップルはiPhoneやiPad、MacBookなど各種自社製品からポート類を廃止してきました。その試みの背景には、デザイン上の美しさ、製造コスト、故障率を下げるためなど、さまざまな理由が存在します。
iPhoneシリーズにしても、当初、2021年発売の「iPhone 13」シリーズでは、Lightningポートそのものの廃止が噂されていました。ですが結局、廃止に至っていないのはご存知の通りです。
とはいえ同様に、iPhone 14シリーズでもポートそのものの廃止が囁かれています。しかし大手ITサイトMacRumoursはこの噂を否定しています。
・Apple Watch 7には、高速ワイヤレスデータ転送機能が搭載されている
ただ技術的には、どんどんLightningポートを代替するテクノロジーの開発が進んでおり、前述MacRumoursによれば、Apple Watch Series 7では、60.5GHzの高速ワイヤレスデータ転送を可能にするモジュールが搭載されています。
ただ現状、この技術はApple Storeスタッフがドックを使用してAppleWatchをワイヤレスで復元できるなどApple内部での使用にとどまっており、そのためユーザーが日々の仕様においてこの高速ワイヤレス転送の恩恵を受けることはほぼありません。