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スマホでネット中「お使いの携帯電話のバッテリーがひどく損傷しています」「バッテリーがウイルスに感染しています」と表示され、アプリのインストールを促すケースに注意

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GoogleやYahoo!の名で「お使いの携帯電話のバッテリーがひどく損傷しています」と表示、アプリのインストールを促すケースに注意!

malware_google

【わかりやすい4つのポイント】

・最近、スマホでネットをしていると画面が突然「お使いの携帯電話のバッテリーがウイルスに感染しています」と表示されることがある。画面が揺れたり振動機能を利用したりしてけっこうビビる

・実際はバッテリーがウイルスに感染していたり、壊れていたりすることは無い

・個人情報が漏れていることを言ってくるケースもあるが、実際は漏れていない

・これらはアプリを無理やりインストールさせようとするものであり、注意が必要

【本文】

・普通にスマホでネットをしていたら、急に表示される

先日、スマートフォンのWebブラウザで海外のゲームサイト(Segmentnext.com)を見ていたところ、次のようなメッセ―ジが表示されました。

Google

お使いの携帯電話のバッテリーがひどく損傷しています!

GoogleはXperia Z5のメモリが39.09%の潜在的なマルウェアによって破損した検出します。。それは、迅速かつ破損して、連絡先、写真、データ、アプリケーションをバッテリーに損傷を与える可能性があります。

あなたはそれを無視し続ける場合は、お使いの携帯電話がさらに破損する恐れがあります。ここであなたがする必要があるものです:

ステップ1:Google PlayでGoogleの推奨アプリケーションをダウンロード

ステップ2:インストールし、リスクを除去するために開始

スマホのバッテリーに問題が起きていると警告、そして問題を解決するためにアプリのインストールを促すというものです。

追記:16/4/17

また別の日、今度は異なったタイプのメッセージが表示されました。メッセージは異なるものの、狙いとしては結局、アプリ(今回は「ShareCloud」なるアプリ)をインストールさせようとするもののようです。

連続して大量の警告画面が表示されるので、一瞬ドキっとした気持ちになります

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2016-04-06 09.07.21

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2016-04-06 09.04.47

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2016-04-06 09.07.04

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2016-04-06 09.05.17

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・「バッテリーに問題」はウソ

とはいえ結論から言いますと、ここでの「問題」は真っ赤なニセモノであり、この文章はアプリのインストールを促すための「広告」。そしてグーグルの名前が出てますが、実際はグーグルは全く関係ありません

アプリをインストールする必要は全くないので、気を付けてください。

ただ、メッセージは

①:ネットを普通に使用していると、

②:いきなりグーグルの名前や自分が使っているスマホ名(ここではXperia Z5)が表示され、

そして

③:大げさにスマホの画面が揺れ、

場合として

④:スマホのバイブレーション機能を使って振動するので

いざ表示された場合、そこそこ焦ります。

しかし実際は、何も問題は起きてません。「警告文」はページにアクセスした人すべてに表示されるものであり、スマートフォンの異常を示すものではありません。

警告文ではスマホの端末名が表示されますが、性質上、ネットではサイトにアクセスした端末情報はすぐわかるものであり、それ以外の詳細な個人情報やプライバシーなどの情報は全く漏れていません。

要するにこれは、人の不安に付けこんだ悪徳商法の一種であり、かつて20年ほど前にWindowsパソコンとインターネットが普及しだした際、そして15年ほど前にネットが出来る携帯電話(iモードなど)が普及しだした際など、この類のものはネットの広がりと共に昔から良くありました。

今回はそれがスマートフォンで起こっているようです。

・けっこう多くある「ニセ警告文」のパターン

・「怪しい日本語で警告」「アプリのインストールを促す」パターンに注意

さて上のケースでの「警告文」はバッテリーに関するものでした。が、調べてみると、けっこう様々なタイプの「警告文」があるようです。

これらはいずれも「怪しい日本語」で「アプリのインストールを促している」のが特徴です

なお、これのみならず、最近はLINE上でもよく見かける「怪しい日本語で勧誘もしくは警告」をしているケースの場合、ほとんどが何らしかの悪徳商法・詐欺の類なので注意が必要です。

【例一覧】

【「最近閲覧したサイトからの○件の悪質ウイルスにより」のパターン】

ご使用のバッテリーがひどく損傷しました!

最近閲覧したアダルトサイトからの○悪質ウイルスにより、ご使用の○○(端末名)の○○%が損傷を受けていることが検知されました。

(編注:以下、アプリのインストールを促す)

【「携帯がウイルスに感染しています!」のパターン】

その1:

 注意:携帯が○個のウイルスに感染しています!

このウイルスによりデータが破損する可能性があります

以下の説明に従って、今すぐウイルスを削除してください

(編注:クリックすると、アプリダウンロードページに飛ぶ)

その2:

Apple iPhoneが悪意のあるウイルスに感染している恐れがあります。

携帯のスキャンが完了するまでお待ちください…

警告!Apple iPhone上で(9)ウイルスが検出されました!

App Storeへ行き”○○(アプリ名)”をインストールしてウィルスを駆除してください。

その3:

この警告文はあまり日本語が壊れていません。

あなたが前回訪問したウェブサイトが、あなたのデバイスをウイルス感染させました。

修復プロセスを開始するにはOKを押してください。

(編注:OKを押すとアプリダウンロードへ)

【「あなたのプライバシーは批判的に脅かされています」のパターン】

あなたのプライバシーは批判的に脅かされています。3個のウィルスによって攻撃された

(編注:以下、アプリインストールを促す文章)

【「アンドロイドの最新バージョンへのアップデート」のパターン】

古いシステム・プログラムは、システムにはないdown.you遅くする原因となります システム障害につながる最新のバージョンにアップグレードしてください。

(編注:以下、アプリ「CM Security」のインストールを促す)

・インストールを促されたアプリ。Onavo Extend/CM Security/ShareCloud/360 securityなど

以下は今回の「警告文」の件でインストールを促されたアプリとして、報告されているものの一例です。

  • Onavo Extend・・・データ量確認アプリ。開発元はアメリカの会社
  • 360 security・・・アンチウイルスアプリ。開発元は中国の会社
  • CM Security・・・アンチウイルスアプリ。開発元は中国Cheetah Mobile(チーターモバイル)。ここは親会社のキングソフトともども悪名高い。
  • ShareCloud・・・ファイル送受信ソフト。開発元は「For2ww」なる会社だが、アプリの公式サイトにはGmailのアドレス以外、一切会社情報や連絡先が明示されていないので非常に怪しい。

「360 Security」なんかは、よく見かけるアプリですね。いやはや、気を付けたいものです。

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