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米・TIME誌が「バンクシ―の正体はマッシブ・アタックの”3D”である」と報道

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米・TIME誌が「バンクシ―の正体はマッシブ・アタックの”3D”である」と報道

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出典:indiatoday.intoday

アメリカの著名雑誌「TIME」が覆面芸術家であるバンクシ―氏の正体について、衝撃的な話を報道しています。

・そもそもバンクシ―とは

バンクシ―はその社会風刺的な作風が特長の覆面グラフィカルアーティスト。2005年3月には自身の作品をニューヨーク近代博物館、メトロポリタン美術館、ブルックリン美術館、アメリカ自然史博物館などに勝手に展示しました。

さらにはその無断展示が長期間バレなかったことで、美術館・博物館の管理体制のずさんさを、更にはこのようなハイソなところに来る紳士淑女階級の人間がいかに「モノを見る目が無いクセに、有名美術家などの権威や権力が大好きなため訪れている気取り屋連中」であるかを示しました。

(注:だれでも美術館に行ける日本にいるとわかりにくいが、西洋社会、特にヨーロッパは基本的に階級社会であり、そして階級ごとに嗜む文化も異なっている。すなわちバンクシ―が美術館に来るような人物を嗤いモノにすることは、社会の搾取階級である上流階級の人間を嗤うことであり、しいてはその階級制度を固定化させている現状の資本主義社会への批判にもつながっている。)

そのほか、ヨルダン川西岸地区、パレスチナ側の分離壁にアートを残しイスラエル=アメリカの姿勢に対して反対したり、エドワード・スノーデン氏の告発から始まるアメリカ国家安全保障局NSAの盗聴報道の際にはNSAへのアイロニーを込めたアートを残しています。

・NSAによる全世界の通信傍受を皮肉ったアート

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最近ではディズニーランドの、 ”明朗快活”で、”誰もをハッピーにさせる”(同時にディズニー創業者ウォルト・ディズニーの「男の子は○○」「女の子は○○」みたいな超保守オヤジ的価値観を振りまき、子供の没個性化を行なう)その世界観に対抗、その名も「ディズマランド(dismal;”陰鬱な”の意)」をいやがらせ的にオープン。そのブラックユーモアに富んだ世界観が話題になりました。

・虚無と絶望の国「ディズマランド」

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・TIME誌の報道

さてTIME誌によれば、「バンクシ―はイギリスのトリップホップユニット、Massive Attack(マッシブ・アタック)の主要メンバー、3D(ロバート・デル・ナジャ)である」とのこと。

マッシブ・アタックといえば、これまたイギリスの大物音楽バンドであり、代表曲『Teardrop』はCM、ドラマ、映画など多くのシーンにおいて使用されています。

ただこの話は、同誌が調査したものでは無く、あくまでもイギリスのジャーナリズム専攻である学生の説を紹介しているというもの。

この説を今年1月、自身のブログ上に発表したジャーナリズム専攻の31歳大学院生、クレイグ・ウィリアムズ氏によれば、「マッシブ・アタックの海外ツアーの日程と、バンクシ―の作品が世界中に現れる期間が極めてよく一致している」とのこと。なお3D氏は自身もグラフィカル・アーティストとして活動しています。

ウィリアムズ氏はさらに最近のブログ投稿で、「バンクシ―の正体は3D一人だけではない。”バンクシ―”とは彼をコアメンバーとした製作集団だ。」としました。

バンクシ―の正体については、これまでイギリスBBCや高級新聞ガーディアンがブリストル出身の「ロバート・バンクス」であると報道しています(ロビン・バンクス、ロバート・カニンガムという話も)。良く知られている通りマッシブ・アタックもブリストル出身なわけで、バンクシ―の正体を探るにはブリストルに何かが隠されているのかもしれません。

[indiatoday.intoday.intime.comBanksy wikipediaJPtwitter.com/HuffPostUKPics]

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