「ソニーエレクトロニクス株式会社」が設立。ソニーのXperia/デジカメ/AV各部門を統括し、代表取締役社長にはカメラ部門を躍進させた石塚茂樹氏が就任
ソニーは、エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(EP&S)分野ないしこれら事業に関連するグローバルセールスマーケティング、生産、物流、調達、エンジニアリング各部門を有する中間持株会社「ソニーエレクトロニクス株式会社」の設立をアナウンスしました。
設立は2020年4月1日。
代表取締役社長兼CEOには、ソニー専務でエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション事業担当、ストレージメディア事業担当、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ 代表取締役社長を務める石塚茂樹氏が就任。
この石塚氏、「α(アルファ)」シリーズに代表されるソニーのカメラ部門を成功へと導き、Xperiaに関しても、EP&S部門トップに就任するやいなや、「Xperia 1」に代表されるハイエンドモデル展開へと舵を切り、以降、(赤字続きだった)スマートフォン事業を堅調に推移させている人物。
「電気屋のカメラ」と言われたのも昔の話、今や、ハイエンドデジタルカメラではトップのキヤノンに肉薄する存在となったソニー。ミラーレス一眼カメラにおけるソニーの国内シェアは、約26%にも達するものに※。
今回の新会社設立に際し、ソニーは「EP&S傘下の事業間の一体運営をさらに推進し、組織・人材の最適化、既存事業の競争力強化、そして新規事業の創出と成長を図ります」としています。
※調査会社BCNによる2019年年間シェア
リンク:ソニー