アップルウォッチ Ultra 2に新搭載の「マイクロLED」、この次世代技術の数多くのメリットとは

アップルウォッチ Ultra 2に関する最新レポートが行われています。

・現在、アップルは次世代マイクロLEDディスプレイを採用したApple Watch Ultraのアップデートモデルを開発中であるが、市場調査会社Trendforceによると、このデバイスは製造上の問題により発売日が再び延期されたという。

・ディスプレイアナリストのロス・ヤング氏が4月にレポートした情報では、microLEDディスプレイを搭載したApple Watch Ultraは、当初噂されていた2024年後半ではなく、早ければ2025年後半に発売されるとされていた。

・Trendforceによれば、現在、アップルはアップルウォッチ Ultra2の大量生産において解決しなければならない製造コストの高さの問題に直面し、2度目の発売日延期が行われた。結局、2026年の第1四半期まで同機種は登場しなさそうだ。

・アップルは、サムスンディスプレイへの依存度を下げ、ディスプレイパネル分野の主要部品の供給管理を強化するため、過去10年間において自社でのmicroLED開発に10億ドル以上を投資してきた。

・Apple Watch Ultra2は、マイクロLEDディスプレイを採用した最初のアップル製デバイスとなる見込みだ。現在のApple Watch Ultraは標準的なOLEDを採用しているが、MicroLEDはOLEDの持つメリットに加え、さらなる改良点をもたらしてくれる。

・LEDディスプレイと比べ、マイクロLEDはエネルギー効率がはるかに高く、Apple Watch Ultraや今後この技術を採用する他のデバイスは、バッテリー寿命が大幅に延びる可能性が高い。

またOLEDとは異なり、マイクロLEDは画面が焼き付くリスクがはるかに少なく、製品そのものの寿命も長い。

・加えて、マイクロLEDディスプレイは、ピクセルレベルで個々のLEDが光るため、コントラストが向上し、明るくなり、応答時間が速くなり、そして発色が良くなる。一言で言えば、OLEDやミニLEDよりも優れた次世代テクノロジーなのだ。

・アップルはすでにApple Watch用のmicroLEDディスプレイをテストしており、このディスプレイはより明るく鮮やかな色と、”ガラスの上にコンテンツが描かれている “ような外観を特徴とすると言われている。アップルは将来、この技術をiPhoneやその他のデバイスにも搭載する予定だ。