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18年Q1スマホ市場、ついに中国で販売台数が前年度比割れ。一方で収益そのものは増加
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調査機関のGfKは、2018年Q1(1月~3月)における、スマートフォン市場の概要を明らかにしました。これまで世界的に拡大傾向を見せていたスマートフォン市場ですが、ついには中国市場で販売台数が前年度比割れ。これにより、世界全体においても販売台数が減少することとなりました。
一方でスマートフォン価格の上昇により、収益そのものは増加するものとなっています。
・GfKのレポートから
- スマートフォン販売台数、2018年の第1四半期(1Q18)では2億3,770万台に減少。
- 特に、中国(前年同期比6%減)と北米地域(前年同期比5%減)で需要が停滞した。世界第一位のスマートフォン市場である中国だが、ついにはデバイスが普及し尽くし、販売数減となった。
- 一方で、世界のスマートフォンの平均販売価格(ASP)の伸びは、2018年の第1四半期に前年比で21%増加した。その結果、収益は需要の減少にもかかわらず前年比18%増の1,298億ドル(約14.18兆円)となっている。
- 先進国を中心に、消費者が、より高価なモデルを選択する傾向が見られる。このために、販売台数が減少しても販売価格と収益の上昇がみられた。
- スマートフォン本体の平均販売価格は、前年比21%増の374ドル(約4万円)。これは前年度比、18%増となる。