ソニー、Xperiaスマホ関連の半導体”Lytia”を開発中 欧州連合知的財産庁(EUIPO)に商標登録出願
2021年7月30日、ソニーグループ株式会社は、欧州連合知的財産庁(EUIPO)に「Lytia」の名称で商標登録を申請しました。この出願は、仲介業者であるミュラー・フォットナー・スタインエッケ・レヒッツァンヴェルトによって行われています。
さて今回の商標「Lytia」は、第9類に分類。内容は「半導体」「携帯電話」、「スマートフォン」「パーソナル・デジタル・アシスタント」となっています。
独自プロセッサか
ソニーにおけるスマホ半導体といえば、2015年には、同社がXperiaスマートフォン向けに独自プロセッサを開発しているという噂が浮上したことがありました。 それを期待させる今回の動きですが、ITサイトLETSGODIGITALは、この”Lytia”が、独自プロセッサではなく、同社が得意とするカメラセンサー関連の可能性が高いとみています。
スマホカメラセンサー関連か
ソニーは2019年5月、マイクロソフトとの技術提携を発表。そこではAIを搭載したスマートカメラ技術やビデオアナリティクスの新しいソリューションを共同で開発するものとしていました。そして今回の”Lytia”は、それに関するものなのではないか、というのが同サイトの予想。
・2019年5月のソニー、マイクロソフト両社の技術提携に関するマスコミ報道
ソニーは17日、米マイクロソフトとクラウドサービスや人工知能(AI)分野で提携に向けて意向確認書を結んだと正式発表した。
ゲーム向けクラウドサービスの共同開発に加え、マイクロソフトのAIとソニーの半導体や家電技術を組み合わせる。一部事業で競合関係にあっても、必要な技術や資産を持つ相手と積極的に組む。競争と協調を併せ持つ姿勢を鮮明にするソニー。強みと位置づけた分野をどれだけ磨き上げられるかが、勝ち残りのカギを握る。
出典:日本経済新聞
さてさて独自SoCかスマホカメラセンサー関連か、現状では不明ですが、それでもソニーの新たなイノベーションに期待したいところとなっています。
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SOURCE:
nl.letsgodigital.org、日本経済新聞「ソニー、マイクロソフト提携 競争と協調の先」2019年5月17日